12月5日(日)古隅田川東京編完結&忘年会

第511回 2021年12月5日 開催場所 押上~関屋

古隅田川シリーズ東京編の最終回です。家康以前の本来の隅田川の流れである古隅田川は利根川でもあり武蔵、下総国国境でした。その古隅田川を辿るまちあるき。スタートは隅田川分流が海に流れ込んでいたと言われる押上。本所と向島の境界で隅田川が分流し押上付近で海に流れ込んでいたという説に従ったもの。足元から見るスカイツリーは大迫力。隅田川分流は家康が牛島堤を造って本流と分離し墨東地区の干拓化を図ったと言われる。隅田川分流が国境で本所は武蔵国であったという説もある。隅田川分流跡だと言われる請地川跡を進む。途中のお店や鳩の街赤線建築など紹介しながら隅田川の袂へ。ここに牛島堤が築かれたと言うが墨堤通り沿いに昔の土手の高低差が残っている。ここから隅田川本流に合流して北上。白鬚橋付近で早めに個々にランチ。圧巻の防災団地の中には隅田川の守り神隅田川神社や、有名な梅若伝説で知られる木母寺があります。木母寺辺りには古隅田川の合流点がありましたが江戸時代には締め切られ、内川という入江になり徳川将軍の隅田川御殿がありました。更に遡ると古綾瀬川と隅田川の合流点があるのですが、家康の利根川東遷により水量が少なくなった古隅田川の流路を利用して綾瀬川を付け替えた名残なので、古隅田川と荒川の合流点にもなるのです。荒川がここで隅田川と名前を変えるのはここが合流点だったからなのです。この川も荒川放水路建設によって寸断されています。荒川の土手に出て水門を見ながら古隅田川の流路を確認します。ローカルな雰囲気の堀切駅や金八先生ロケ地、住宅地の中にある史跡を巡りながら古隅田川を辿ります。古隅田川は江戸時代に水量が少なくなってから大いに蛇行し、鉄道にも寸断されているのでそのまま歩けませんので寄り道していきます。街道宿場町・・・じゃない方の北千住駅前のお店紹介。東京電機大学の移転などにより大きく変わりました。乗降客数世界6位の駅が北千住と話すと皆さんビックリ。再び荒川河川敷、古隅田川は荒川放水路の場所でも大きく蛇行していました。柳原地区はその蛇行の中にあり、下総国であって葛飾区だったのですが、荒川放水路建設で葛飾区と切り離されてしまったので足立区に編入されました。柳原地区の見どころを回り、いくつかの金八聖地を回って前回終了した付近でゴール。京成関屋、牛田駅付近で解散となりました。古隅田川の流路や河川の変遷はご理解いただけたでしょうか。電車移動で町屋へ。忘年会はカープ女子が営むお好み焼き店で広島お好み焼きを食べながら5時間飲み放題。コロナに翻弄された2021年の活動を恙なく終了することが出来ました。

押上駅~東京スカイツリー~東京ソラマチ~リッチモンドホテルプレミア東京押上~北十間川~京成橋~西十間橋~十間橋~横十間川~古川(請地川、古の隅田川分流)~わんぱく王国~現場喫茶~利三郎各店~ホルモン和~もつ焼き酒場野田~桜橋通り~東武鉄道本社~請地駅跡~圓通寺~飛木稲荷~正圓寺~高木神社~曳舟川通り~小梅通り~鳩の街~赤線建築~吉川英治旧居跡~雨水市民の会~こぐま~赤線建築~墨亭~雨宮商店~牛島堤跡~大倉喜八郎別邸跡~志”満ん草餅~吉備子屋~子育地蔵~地蔵坂通り商店街~旧墨堤の道~向島艇庫村跡~平作堀、白鬚の渡し、堤通公園~銅像堀~リバーサイド隅田~白鬚橋~白鬚東共同利用工場~防災団地~レストランカタヤマ~隅田川神社~東白鬚公園~雪月花隅田~隅田宿跡~木母寺~梅若の秋月~内川~御前栽畑跡~水神の渡し、水神大橋~東京都リハビリテーション病院~墨田区総合運動場~鐘ヶ淵~旧綾瀬川~伊澤造船所~汐入公園~白鬚西地区~千住汐入大橋~綾瀬橋~カネボウ~花王ロジスティクス~堀切駅~旧綾瀬川、隅田水門~ラーメンみゆき跡~横山商店~東京未来大学~稲荷社~西光院~稲荷社~尾崎豊住居~牛田圦~牛田橋~東菊水~東稲荷神社~蕎麦あららぎ~日梯~横田青果店~是屋~凛~馬頭観世音~牛骨らぁ麺マタドール~宇豆基野本店~中千住駅跡~下町割烹とめだて~東京電機大学千住キャンパス~ピッツェリア アッローロ~北千住駅~アップルパイの店kibush~ここのつ~みそ味専門マタドール~旭町梅の湯~学園通り~足立学園~甲良屋敷跡~明日香~三吉稲荷大明神~千住旭公園、太郎山公園~理性院~千住桜堤中学~荒川河川敷、古隅田川、金八先生撮影地~荒川放水路~小菅水再生センターなど小菅遠景~堀切橋~柳原地区~大和湯~稲荷ずし松むら千住店~柳原稲荷~香月院~大踏切通り~柳原千草園~柳原架道橋~日の出屋~十一面観音堂~雑賀屋~京成関屋駅、牛田駅


11月20日(土)越中島線沿いを歩いてみよう

第510回 2021年11月20日 開催場所 新小岩~豊洲

新金線の会とのコラボ企画第二弾。越中島線を歩く企画でした。旅客化を目指す新金線の延長線上に存在するのが貨物線の越中島線で新小岩から越中島方面まで線路が続いています。これを旅客化するとか、活用できないかと沿線の状況を見ながら、沿線地域を再発見するまちあるきでもありました。メインガイドは鉄道に詳しい遠藤さんで新金線の会の皆さんがサポートいたします。新小岩駅を10時に出発。しばらくは総武線と並走するので線路も間近に見えず実感がわかない部分もありましたが、荒川放水路を越え平井、旧中川を越えて時には線路に近寄りながら亀戸中央公園を抜けて亀戸駅でランチタイムとなりました。ランチは個々に食べて午後の部へ。午後は都電の線路跡の遊歩道をたどります。堅川の越中島線橋梁はなかなか味があります。越中島線と沿って歩くと沿線の雰囲気が伝わって参ります。線路ばかりでなく沿線の見どころを見学しながら廃止された小名木川貨物駅跡はアリオ北砂になっていて小休止。この先は踏切も何か所かあり新金線を歩いた時を思い起こしました。昔は工業地帯であったところも住宅地に変わってきているようです。越中島線ゴールの越中島貨物駅は走行時の振動となるレールの継ぎ目を無くすロングレールをつくって運び出す場所でした。ここから先は東京都港湾局専用線の廃線跡をたどり線路にも近づくこともできましたが、いったんセブンイレブン枝川2丁目店でゴール。その先はオプションでしたがほぼ全員で豊洲を目指します。夕やけから夜景に変わっていく豊洲の水辺は美しかったのですが最終目的地の晴海橋梁は日没間に合わず。またリベンジします。うちあげはららぽーと豊洲のシバトラであれこれ食べながら語り合いました

=午前中10:00~11:30=
JR 新小岩駅北口~新小岩公園【小岩公園駅】~(蔵前橋通り)~中川(平井大橋)荒川~平井運動公園【平井運動公園駅】~庚申塚(旧帝釈道下手道)~平井駅【平井駅】~江戸川自動車教習所~日本通運~新中川(江東新橋)~亀戸中央公園【亀戸中央公園駅】~(丸八通り)東武亀戸水神駅~東武亀戸線(亀戸水神駅跡)~総武線アンダーパス~亀戸駅東口【亀戸駅】~

ランチ
【昼食】11:30~12:30
=午後の部①12:30~14:30=
(再集合)水神森(旧都電跡)~明治通り・堅川京葉道路交差点(カード下)~五の橋~堅川公園【堅川駅】~堅川橋梁(フランス積み)~新大橋通り【猿江恩寵公園駅】~釜屋堀通り(旧水路跡)~崎陽軒東京工場~釜屋堀地蔵尊~小名木川クローバー橋(横十間川)~小名木川橋梁~【小名木川駅】~アリオ北砂店(旧小名木川貨物駅)~砂町銀座(いったん休憩:追加合流者待ち合わせ)

=午後の部②14:30~16:40=
小名木川操駅(北砂2丁目公園:小名木川駅碑:貨物線車輪モニュメント)~南砂線路公園~境川:砂村川(清州橋通り)【境川駅】~仙台堀川公園~(葛西橋通り)~今回初めての踏切(幹線27号踏切 No.14)~2番目の踏切(締川踏切 No.15)~南砂三丁目交差点(旧城東電車都電38系統電停跡)~南砂緑道公園~都電碑(城東電車車輪モニュメント)~公社南砂住宅(汽車製造会社※1東京製作所跡:1975 年:本所にあった平岡工場)【南砂駅】~永代通り~3番目の踏切(幹線3号踏切 No.16:踏切作動なしの道路信号)~日曹橋交差点(日本曹達砂町工場:銃砲団製造)~旧洲崎運河~佐川急便東京本社~4番目の踏切(松尾工場前踏切 No.17:※2松尾橋梁株式会社)~東京都建設土木技術センター~バディスポーツ~宇佐美 GS~塩浜通り~5番目の最後の踏切(新砂踏切No.18)【新砂駅】~東京メトロ深川工場(深川検車区)~東京メトロ東西線検修場~【越中島貨物駅】~しおかぜ橋~越中島線車止め~東京都港湾局専用線跡【三つ目通り駅】~セブンイレブン枝川2丁目店(イベント終了)

=オプション16:45~17:20=
枝川インター出口~越中島通り・環状3号線~朝凪橋(晴海線の朝凪橋梁柱)~ビバホーム豊洲店~豊洲3丁目公園~晴海通り~IHI&ユニシス本社~晴海橋梁~ららぽーと豊洲~シバトラ(懇親会 17:30~21:00 解散)


11月7日(日)変わりゆく城東の繁華街 錦糸町北口

第509回 2021年11月7日 開催場所 錦糸町駅北口

ryoちゃんの総武線沿線シリーズ。昨年行った錦糸町駅南口の続編です。歓楽街の要素の強い南口に比べ、北口は家族連れで行ける公園や商業施設の印象も強いですね。錦糸町駅をスタート。商業施設のアルカキット、新日本フィルハーモニー交響楽団のフランチャイズのすみだトリフォニーホールと駅前から進んで行きます。ビルが増えたので都心の延長線上のような感じで昔の錦糸町とはイメージが変わりました。大横川親水公園では秋を感じ、錦糸町の名店を紹介してもらいながらイマドキなお店も増えているなと感じたり。渋谷に会ったイメージの強いたばこと塩の博物館が移転してきています。王貞治出身の業平小学校にはモニュメント、スカイツリーも近いので迫力があります。商業施設オリナスの前でランチ解散。個々に食事をとって午後の部スタート。錦糸公園はファミリーに人気、乳糖製菓ではみんなで買い食い。駅周辺のお店の紹介ではryoちゃんが得意とする銭湯やもつ焼きのお店はかなり説得力がありました。個人的に伺ってみたい興味のある店も多かったですかねえ。早めの15:30に終了。その後は大衆イタリアンかね子で打ち上げ。イタリアンという名のもつ焼き屋さんであれこれ美味しく頂きました

錦糸町駅 〜アルカキット錦糸町〜ダイソー(アルカキット錦糸町)〜不二家(アルカキット錦糸町)〜すみだトリフォニーホール 〜大横川親水公園 〜本所割下水 〜シェイクツリーバーガー&ダイナー 〜大信堂雷おこし〜御谷湯〜NTT慰霊碑〜もつ焼きわかば〜妙見山別院〜すみだパークシアター倉 〜すみだパークスタジオ 〜JT製品開発センター 〜たばこと塩の博物館 〜業平小学校 〜タワービュー通り 〜まるい〜大黒湯〜麦酒家みつよし〜関根食品〜すっぽんラーメン光福〜黄金湯〜オリナス〜墨田区総合体育館〜錦糸公園〜乳糖製菓〜太平二丁目接骨院〜大三元〜エン-ナチュラル〜タイランド〜鳥平〜琴ケ梅〜錦糸町ホルモン天狗〜のんき〜しゃきしゃき〜なりたけTOKYO〜バルバル〜串かつじゃんじゃん〜大衆イタリアンかね子〜相菜館李湘潭〜尾長屋錦糸町店〜時譚〜サウナ錦糸町〜一途〜井のなか〜ロッテシティホテル〜シラツユ〜麺や佐一〜西島製菓〜錦糸町駅

ランチ オリナス付近で個々に
打ち上げ 大衆イタリアンかね子


10月17日(日)我孫子第二弾将門伝説と湖北周辺巡り

第508回 2021年10月17日 開催場所 我孫子市湖北地区

昨年行った奥さんの我孫子シリーズ第二弾。今回は我孫子駅から成田線で二駅先に行った湖北駅からスタートします。天気予報が外れて午前中は強い雨ながら頑張って歩きました。我孫子市の中里地区と呼ばれるこの辺りには古い庚申塔や石仏が多く残されています。全て揃っているのが貴重だと言われる十二神像も見ることができました。珍しい読み名の葺不合(ふきあえず)神社には見事な彫刻。これまた珍しい読み名の日秀(ひびり)観音は平将門公の守り本尊と伝えられ、将門公を調伏した成田山に顔を背けていると伝えられている。将門の井戸、将門神社と平将門公ゆかりの史跡を歩く。相馬郡は将門公の母の出身地であり幼少期に育った場所でもある。相馬郡の郡衙後もあり、相馬郡の中心を占める場所であったのではないだろうか。中里市民の森は雨に濡れた森の香りが心地よい。中里村の鎮守様中里諏訪神社を見学し湖北駅まで戻りランチタイム。午後は雨が止む予報でしたが小雨が残りました。午後の目玉の一つは谷津ミュージアム。昔ながらの谷津田の地形を残しています。自然と地域開発の歴史に思いを馳せます。雨も止んで筑波山がよく見え歩きやすくなりました。古利根沼も利根川の流路変更の名残。波除不動が設置されるほどの大河も利根川東遷以前はここに利根川が無かったことを考えると不思議な感じが致します。古利根沼に面して芝原城跡。標高は高くないものの要害であったことが偲べます。古道の道標、中峠地区の古社、古刹を見て湖北駅で予定より少し早くゴールでした。湖北駅で解散でしたが有志は我孫子駅下車で打ち上げ。しゃぶしゃぶコースお代わりしましたが、なぜか当初の予算より安くなりました。

ランチ 湖北駅周辺で個々に
打ち上げ 志ぶや

午前の部
史跡と将門伝説の里を訪ねる
湖北駅〜中里の庚申塔〜中里薬師堂薬師三尊及び十二神像〜星野家⾧屋門入り口〜我孫子市中里 中野治房邸〜手賀沼殉難教育者之碑〜)我孫子市の日秀中峠・一里塚・石仏〜湖北郷土資料室(休館)〜丸太工芸〜巨大エンジェルトランペット〜真栄寺〜葺不合神社〜日秀観音〜将門の井戸〜将門神社〜相馬郡衙正倉跡(湖北高校内)〜中里市民の森〜中里諏訪神社〜湖北台(まちなみ八景)〜湖北駅

午後の部
谷津ミュージアムと古利根&城跡
湖北駅〜天照神社〜正泉寺〜谷津ミュージアム〜八幡の井戸〜白泉寺・八幡神社〜法岩院〜古利根沼〜波除不動尊〜芝原城跡〜中峠追分道標〜順道塚(下根古屋古墳)〜中峠亀田谷公園〜亀田森稲荷〜龍泉寺〜湖北駅


10月3日(日)リベンジ八王子城 戦国の山城をリアル体感

第507回 2021年10月3日 開催場所 八王子城

6月に行いましたお城の達人山本さんガイドによる八王子城は荒天のために本丸まで上がれなかったので、そのリベンジ企画。10時前に高尾駅を出て八王子城の手前のバス停より歩き、城下や家臣団の屋敷などの位置関係を確認しながら歩きます。ガイダンス施設でお城の概要を学んで山を登っていきます。関東屈指の山城ですからハイキングというか軽登山というか。いくつかの曲輪を経て九十九折り、八王子の地名の由来となった八王子神社にたどり着いた時は多くの方が慣れぬ山道でヘロヘロに。本丸を経て松木曲輪でランチタイム。眺望素晴らしく自然の中で食べるランチもまた格別。ランチ後はさらに険しくなる詰めの城へ。本丸のある山からまた別の山に登る感じです。大自然の中に人の手の入った痕跡を見つけると相当な規模で作られた城であることが理解できますね。詰めの城で小休止して麓まで降ります。前回も回りましたが今回初の人もいるので山本さんの丁寧な解説で御主殿を回ります。一人で回ったら建物などの位置関係などよくわからなかったかもしれませんね。御主殿の滝も水量多く美しかった。ガイダンス施設まで戻りバスで高尾駅へ。高尾駅で解散となり、有志で打ち上げ。緊急事態宣言もあけて制限がある中でしたが楽しく飲むこともできました。

ランチ 八王子城 松木曲輪周辺
打ち上げ Villa’s Kichinto KUU 高尾

高尾駅〜霊園前・八王子城跡入口〜閑窓寺〜宗関寺〜八王子城跡ガイダンス施設〜八王子神社〜本丸跡〜松木曲輪〜詰めの城〜御主殿跡〜御主殿の滝〜八王子城跡ガイダンス施設〜八王子城跡〜高尾駅


9月26日(日)隅田川上流(昔は荒川)を歩く

第506回 2021年9月26日 開催場所 浅草〜赤羽

2016年に開催した隅田川上流まちあるきのリメイク版。5年経つとスーパー堤防、遊歩道デッキの整備も進んで川沿いを歩ける場所が増えたので開催しました。浅草を9時にスタート。何度も歩いた浅草界隈も最近はイベントで歩いていないので解説するのも久しぶりのような気がします。吾妻橋を渡り新しくできたミズマチ、隅田公園を経てリバーウォークを渡って台東区側に戻ります。川沿いにカフェなどできて変化あり言問橋を越えて桜橋からまた墨田区側へ。長命寺桜餅では甘味タイム。墨堤の桜や花街の周辺にある甘いもの、美味しいものなどを紹介します。レガッタも行われたり隅田川の風情も感じられました。白鬚橋は中世の奥州街道、三条実美の別邸のあった風光明媚な土地。ここより上流は明治以降は工業地帯となりましたが、近年は大規模工場の移転により再開発で大きな公園ができたり環境が変わって雰囲気が良くなってきている地域です。石浜神社に詣で、土手を歩いて汐入公園。対岸は防災団地、水神大橋を越えると古隅田川の合流点。かつてここが荒川(家康以前は入間川)と隅田川(現在は旧綾瀬川)の合流点で現在の隅田川が荒川から隅田川と名前を変える地点でした。千住汐入大橋を渡ると両岸に遊歩道が無くなるので住宅地を歩きます。尾崎豊にゆかりの尾崎ハウス、千住市場を経て千住大橋でランチタイム。午後はこの付近で最も歴史の古い素盞雄神社を参拝し、松尾芭蕉が奥の細道へとスタートした史跡を巡り、またまた遊歩道未整備で住宅地の中を縫いながら川沿いに出てお化け煙突のモニュメント。映画や漫画にもよく出ていました。工事中でギザギザな尾竹橋、枝垂れサクラの名所尾久の原公園から尾久橋を越え、また遊歩道未整備のため住宅街へ。大正時代のレンガ塀が続いてリニューアル中の荒川遊園。石神井川の河口と旧河口、豊島橋の近くでようやく川沿いに戻れました。壮大な豊島五丁目団地がありますがここも大工場の跡。天狗の鼻と呼ばれ隅田川は大きく湾曲します。新豊橋は土木学会田中賞を受賞した新しい橋で、広い芝生の公園、キレイな高層住宅とこちらも工業地帯の変化が伺えます。新田橋、新神谷橋と突き進み、日没前までに岩淵水門にたどり着くために途中の見学を端折りながら進んで行きます。日本化薬の渡し船を過ぎたあたりで荒川放水路の土手に合流し日没前に何とか青水門まで到達することが出来ました。たくさん歩いて達成感はあったことでしょう。赤水門を見学。知水資料館は間に合いませんでした。この頃には日が落ちたので赤羽岩淵駅、赤羽駅に向けて歩いて解散しました。以前は工業地帯で観光的要素が少なかったり、住環境も良いとは言えない場所もあったエリアですが今は寛げる場所や見どころも増え今後はもっと魅力を増していくのではないかと楽しみにして注目しております


9月19日(日)富士山登山(埼玉県)と曼殊沙華とクラフトビール

第505回 2021年9月19日 開催場所 日高市、毛呂山町、越生町

曼珠沙華満開の季節に合わせて富士山登山の企画。富士山といっても埼玉県の221mの低山でちょっとした富士山登頂気分を味わおうという企画。しかしながら日本一の曼珠沙華の群落である巾着田は観光客で密になることを避けるために全部刈り取られてしまうという残念なことになりました。高麗駅を9時前にスタート。曼珠沙華はないのに観光客がたくさんいます。高麗村石器時代住居跡はかつてこの辺りが高麗村といい、そこに古くから人が住んでいて埼玉県で初めて発掘された貴重な遺跡でした。巾着田までの道はのんびりしているものの史跡があちこちに存在するということは古くから人の営みがあった証。お寺や石仏、石碑、城跡に高札場といろいろありました。巾着田は曼珠沙華がないものの高麗川が流れ、用水路には小魚の姿も見える癒される風景。日本一の木製トラス橋のあいあい橋を渡り高麗郷民俗資料館を見学。ラーメンWalker埼玉グランプリ1位のとんちぼ、豪壮な名主宅を残した高麗郷古民家を見学しカワセミ街道をひたすら北上。高句麗の移民を率いて高麗郡を開拓した高麗王若光の墓があり、独自の文化も伝えています。建築物も壮麗で見ごたえがありますね。更に進むと高麗神社。この付近の広い地域の鎮守様であり高麗文化も伝えています。境内では韓国のバイオリニストのかたの演奏する美しい音色が幻想的でもありました。また茅葺屋根の高麗家住宅も保存されており見どころが多いです。ここからようやく山へ向かいます。ゴルフ場開発が進んでいるので途中までは舗装道。白銀平の展望台は視界良好でさいたま新都心、筑波山、東京スカイツリーなど一望できて抜群の眺望でした。そしてメインの富士登頂はさすがに山頂に向かうだけにハードな坂をよじ登って到着。220mの低山ながら登りがいがありました。ここから下って日高市から毛呂山町へ。宿谷の集落に降りると山根六角塔、宿谷地蔵尊の史跡があり、宿谷の滝は清涼感たっぷり。多くの家族連れが渓流や滝で水遊びしてました。ここで遅めのランチ。自然に囲まれて食べるのも美味しい。ここから山越えで鎌北湖。未舗装路をガシガシと越えていきます。工事のために水が抜かれた鎌北湖ですが、数日前から水がためられてきているみたい。大谷木の集落からまた尾根越えで阿諏訪の谷へ。歩度がバラバラなので予定より遅れ気味。17時までにブリュワリーに間に合わすためにゴルフ場の中にある雷電神社は通過、道すがらの史跡を軽く見ながら小走りで進んで行きます。何だかバス旅とかのテレビ番組みたいになってきた。頑張った結果越生ブリュワリーに間に合い、クラフトビール、果実酒、日本酒を購入。軽く乾杯もできました。17時を過ぎてしまったので駅まで直行。駅周辺はお店も無いので打ち上げ無しで解散となりました。自然を満喫しながらブリュワリー目指した一体感が楽しいまちあるきならぬ山歩きとなりました

高麗駅〜高麗村石器時代住居跡〜台の高札場跡〜台城跡、御嶽神社〜宿老庵貫斎翁筆塚〜円福寺〜水天の碑〜馬頭観音〜高麗川〜鹿台橋〜阿里山カフェ〜巾着田〜あいあい橋〜中島照光先生顕章の碑〜高麗郷民俗資料館〜天神社〜天神橋〜とんちぼ〜高麗郷古民家〜長寿寺〜九万八千神社〜石塔〜カワセミ街道〜日和田山登山口〜田部井淳子顕章碑〜旧道、石仏〜地蔵尊〜如意輪堂〜聖天院〜高麗神社〜高麗家住宅〜白銀観音〜白銀平展望台〜富士山山頂〜山根六角塔、宿谷地蔵尊〜武甲鉱業ベルトコンベア〜宿谷の滝〜鎌北湖〜車地蔵〜大谷木川〜うぐいす隧道〜阿諏訪川〜大行寺地蔵尊〜金塚庚申堂〜麻原酒造〜稲荷大明神〜高福寺〜越生ブリュワリー〜武州唐沢駅

ランチ   宿谷の滝
打ち上げ  なし


8月29日(日)帷子川を遡る上流編 白根川と畠山重忠

第504回 2021年8月29日 開催場所 帷子川(鶴ケ峰)

帷子川シリーズの続きです。今回は支流の中堀川を遡りました。9時に鶴ヶ峰駅を出発。捷水化によって親水緑道になった帷子川の旧流路を歩きます。昭和40年代までは帷子川本流であり昔の崖がそのまま残り湧水が染み出ています。台地をくりぬいて掘られた帷子川捷水路と違い地形の様々な形がわかります。今回の主役帷子川、中堀川合流点を見て帷子川を遡ります。帷子川と二俣川の合流点にある大谷翔平ゆかりの鶴ヶ峯稲荷神社まで行き反転し中堀川源流を目指します。前回のゴールであった白根神社、白根不動を再訪。横浜市最大の滝白糸の滝や中堀川が渓流になっている部分で横浜市とは思えぬ自然観を感じ取ります。白根の地を治めた幕臣、藤川氏や、現地の豪族で実際に土地を治めていた斉藤氏の史跡を巡ります。斉藤氏の功績で曲がりくねった川をまっすぐに付け替えたことによって中堀川の名前が生まれました。この辺りの中堀川は暗渠で川の上は親水緑道になっていて時折姿を見せます。上白根に入り、稲荷神社では内藤鳴雪の句碑や石仏が道すがらに散在します。親水緑道の終わりには小さな噴水。中原街道を越えると上白根大池公園。かつては大池、小池という池がありましたが現在は公園です。ランチは個々に。中原街道沿いにはチェーン店あり、公園で食べる方も居ました。天候が曇りだったので外でも暑さは凌げました。午後の部は中堀川源流へと辿ります。源流の一手は園芸会社の私有地の中に消えてそこが水源。もう一手は里山ガーデンの中に進みます。里山ガーデンを歩くと大きな谷戸が開けてきます。そこが中堀川の源流で、この付近の原風景でもあります。水源は森の中なので確認できません。分水嶺を辿る道があるのですが通行止めだったので、ぐるりと回って里山ガーデンの管理センターで小休止。里山ガーデン、ズーラシアと広大な緑地、谷戸が残されています。帷子川支流の源流をたどり、川合宿八幡神社。帷子川まで出ますが、ここから先の帷子川は次回に譲り鶴ヶ峰駅方面に戻ります。都築郡役所跡や道標や石碑がこの辺りの歴史を物語ります。地域の神社を統合した今宿神明社、絵島生島事件にかかわる本立寺を見学、ふるさと尾根緑道に上がりますがここには尾根の高低差を利用して横浜水道が流れています。この水道が谷を越える場所には第三鋼路橋という産業遺産ともいえる橋が架かっています。鶴ヶ峰は来年の大河ドラマ鎌倉殿の13人では主要キャストとなる畠山重忠最期の地です。武勇の誉れ高く人望の厚かった畠山重忠が辞世の句を読んだ場所、首塚、首洗いの井戸、主従が葬られた塚、奥様の塚など。無念の最期を遂げた畠山重忠ですが多くの人の印象に残っていると思います。来年の大河ドラマも踏まえ鎌倉幕府の歴史を改めて学んでみるのも興味深いですね。17時終了予定でしたが17時30分になってしまいました。鶴ヶ峰駅解散後、横浜駅西口まで移動して打ち上げとなりました。横浜駅西口は帷子川河口であった場所ですので原点返りした気分になりました

鶴ヶ峰駅~ココロット鶴ヶ峰~京城苑 鶴ヶ峰店~帷子川親水緑道公園~嶋越橋~中堀川~浜串橋~用賀下橋~中根橋~白根橋~鶴舞橋~鶴ヶ峰橋~水道橋~鶴峰橋~鶴ヶ峯稲荷神社~帷子川捷水路トンネル~八王子街道~鶴ヶ峰坂~旭図書館~白根不動尊~蛇塚~小滝不動尊~行者の滝~白滝龍神~万葉歌碑~白糸の滝~白根神社~代官屋敷跡碑~びんだら池跡~斉藤代官の墓~中堀下橋~白根ふれあいの樹林~正円寺~億万両本舗和作~堅牢地神塔~鎌倉古道~地蔵橋~支流~道路改修記念碑~支流~後谷戸橋~伊勢ノ宮橋~舟地蔵~上白根稲荷神社~内藤鳴雪の句碑~供養塔~中堀人道橋~支流~上白根二の橋~甘酒の庚申塔~高明寺~念仏地蔵~上白根三の橋~噴水~中原街道~上白根大池公園~里山ガーデン~中堀川源流~フォレストアドベンチャーよこはま~ズーラシア~横浜旭陵高等学校~横溝稲荷~都岡町小川アメニティ~支流源流~川井宿八幡神社~支流暗渠~車屋橋~旧流~勝橋~都築郡役所創設之跡~日蓮大菩薩天拝碑~指差観音道標~今宿西町公園~今宿神明社~本立寺~弥勒塔~ふるさと尾根緑道~今宿東公園~浜水橋~横浜市水道局工業用水課~第三鋼路橋~鶴ヶ峯中学~すずり石水跡~薬王寺~六ツ塚~鶴ヶ峰神社~駕籠塚~鎌倉古道~鶴ヶ峰浄水場跡~バッファローキング鶴ヶ峰店~聞称寺支院~重忠公碑、逆さ矢竹~旭区役所~しんぺー~首塚~鎧の渡し、洗い井戸~帷子川旧流~二俣川~三合橋~下川橋~鎧橋跡~鶴ヶ峰駅

昼食 上白根大池公園付近で個々に
打ち上げ 何でやねん


8月8日(日)『文明と文化が交錯する街「高輪 芝 白金」を立秋に巡る』

第503回 2021年8月8日 開催場所 白金台~三田

ロンちゃんガイドで港区を巡りました。発掘された高輪築堤(日本で最初に敷かれた鉄道の跡で、築堤で海の上を走っていた)が取り壊されて移築してしまうということでこの見学をメインに周辺の建築なども見て歩きました。あいにくの雨で開始時間、集合場所を変更して白金台駅をスタート、港区立郷土歴史館(旧公衆衛生院)へ入館し館内を見学。重厚な建物、旧講堂など見ごたえたっぷり。1時間半ほど見学後、白金台駅から三田駅へ電車移動。雨がやみそうにないので港区立伝統文化交流館(旧協働会館・芝浦花街の旧見番)で昼休憩・内部見学。ここは都内に遺された唯一の木造見番建築をリノベーションしたもの。見学後、芝エリアを歩きつつ、薩摩藩ゆかりの場所などを見ながら移動。田町駅から高輪ゲートウェイ駅へ移動下車後、高輪築堤跡を見学。日本の近代文化遺産としては屈指のものであるのにちゃんとした形で保存されない悲しさ。もう見られないその姿を目に焼き付け、高輪大木戸跡やこちらも取り壊されてしまう提灯殺しのガードを往復し、亀塚公園へと進み、クウェート大使館の建築を様々な角度から見て 愉しみました。そのまま聖坂を下って 三田3丁目の交差点で解散となりました。

白金台駅→港区立郷土歴史館(旧公衆衛生院)→(電車移動)港区立伝統文化交流館(旧協働会館・芝浦花街の旧見番)→入間川(いりあいがわ)河道跡→重箱堀→芝橋跡→東京港醸造→薩摩藩上屋敷跡・七曲り→薩摩藩三田藩邸跡→芝さつまの道→御穂鹿嶋神社→港区立本芝公園→田町駅→(電車移動)高輪ゲートウェイ駅→高輪築堤跡→高輪大木戸跡→港区立亀塚公園→クウェート大使館→三田3丁目の交差点

昼食 港区立伝統文化交流館界隈で個々に 
打ち上げ 田町駅近くの飲食店


7月18日(日)江戸の古道とグローバルが同居する街 -旧東海道・羽田道と羽田七福いなり巡り

第502回 2021年7月18日 開催場所 羽田

コロナにより延期になっていた太田さんの企画が実現できました。漁村の名残と独自の文化を持つ羽田は空港もあり現代的な施設があり、世界への拠点でもあります。そんな羽田を古道に沿って歩きました。大森海岸駅から1200年近い歴史を誇る磐井神社に参拝、その境内にある海豊稲荷神社の玉垣には花街であった名残が残されています。美原通りは旧東海道で街道の雰囲気を残しています。地元出身の丸山桂里奈さんが紹介していた老舗和菓子店などで買い食いをしながら歴史ある寺社を見学していきました。内川の橋が架かるところから古道、羽田道に入ります。住宅地の中に埋もれたように存在する古道を辿る楽しみ。古道である証として古寺もあり、洪水対策で流路変更された呑川の暗渠周辺にも昔の地形を感じさせられ、所々に海辺の旧地名があり土地の成り立ちも伝わって参りました。平和島には温泉が、大田区全体でも温泉が多いのですが森ヶ崎鉱泉源泉碑が法浄院にありました。森ヶ崎公園では飛行機と海を見ながら小休止。新呑川河口に沿って進むとバラバラな方向を向いた羽田架道橋があり、足元にはたくさんのハゼが泳いでいました。変なホテルのある大鳥居の商店街には羽田道の説明碑があり、環八に産業道路。踏切の渋滞で知られていた京急空港線は地下化され渋滞が解消されていました。大師橋が見えると川崎の近さも感じられます。糀谷商店街で個々にランチタイム。午後は羽田七福稲荷さん巡りをしながら事故が起きないかドキドキする七辻、羽田の鎮守様の羽田神社には富士塚がありました。寺社仏閣から羽田の歴史を学びます。そして多摩川の河口に出ます。川崎が近い。羽田の渡し跡、昔の堤防だったレンガ堤がイイ味出してます。河中に突き出した護岸のために築かれた五十間鼻は干潮のため川の中に降りられる。多摩川の水面に触れられるのが嬉しかったですね。羽田空港や河口の雄大な景色を見ながら東京の多種多様さを感じられました。穴守稲荷が鈴木新田にあった証である平和の大鳥居から穴守稲荷神社へ。もし羽田に空港が出来なければ穴守稲荷はもっと多くの人でにぎわう観光地になっていたのかもしれないと想像を働かせながらも境内の稲荷山からの景色を楽しみ予定より時間をオーバーしましたが穴守稲荷駅にて解散となりました。日本がさらにグローバル化していく中で羽田の街もどのように進化していくかも楽しみになりました。解散後、有志のみで多摩川の向こう神奈川県は蔓延防止重点措置なので20時までお酒を飲むことが可能なので、川崎で打ち上げを行って帰りました

【午前】
大森海岸駅(京急本線)→磐井神社・磐井の井戸・海豊稲荷神社→(旧東海道)→旧東海道碑→美原(三原)通り→環状七号線→大森稲荷神社→徳浄寺→内川橋→するがや通り→「するがや通り 羽田道」標石・大筒町打ち場説明板→厳正寺→漁業記念碑→旧呑川橋(呑川緑道)→羽田道標石→浦守稲荷神社→末広橋→呑川→大森寺→法浄院→森ケ崎公園(休憩)→羽田可動橋→権助橋跡(浜竹用水)・羽田道標柱(大鳥居商店街)→産業道路・環状八号線→神明大神宮→糀谷駅

【午後】
京急線糀谷駅→東官守稲荷神社(萩中神社)→七辻→妙法稲荷神社→重幸稲荷神社→羽田神社御旅所→高山稲荷神社(天祖神社・稲荷社)→正蔵院→羽田神社→自性院→大師橋→龍王院→羽田の渡し跡→赤レンガ堤防→羽田七曲り→鴎稲荷神社→入船湯跡→藤崎稲荷神社→玉川弁財天・水神社→五十間鼻→五十間鼻無縁仏堂→平和の大鳥居→白魚稲荷神社→穴守稲荷神社→穴森稲荷駅

昼食 糀谷商店街において個々に
打ち上げ おさやん川崎専門店