8月29日(日)帷子川を遡る上流編 白根川と畠山重忠

第504回 2021年8月29日 開催場所 帷子川(鶴ケ峰)

帷子川シリーズの続きです。今回は支流の中堀川を遡りました。9時に鶴ヶ峰駅を出発。捷水化によって親水緑道になった帷子川の旧流路を歩きます。昭和40年代までは帷子川本流であり昔の崖がそのまま残り湧水が染み出ています。台地をくりぬいて掘られた帷子川捷水路と違い地形の様々な形がわかります。今回の主役帷子川、中堀川合流点を見て帷子川を遡ります。帷子川と二俣川の合流点にある大谷翔平ゆかりの鶴ヶ峯稲荷神社まで行き反転し中堀川源流を目指します。前回のゴールであった白根神社、白根不動を再訪。横浜市最大の滝白糸の滝や中堀川が渓流になっている部分で横浜市とは思えぬ自然観を感じ取ります。白根の地を治めた幕臣、藤川氏や、現地の豪族で実際に土地を治めていた斉藤氏の史跡を巡ります。斉藤氏の功績で曲がりくねった川をまっすぐに付け替えたことによって中堀川の名前が生まれました。この辺りの中堀川は暗渠で川の上は親水緑道になっていて時折姿を見せます。上白根に入り、稲荷神社では内藤鳴雪の句碑や石仏が道すがらに散在します。親水緑道の終わりには小さな噴水。中原街道を越えると上白根大池公園。かつては大池、小池という池がありましたが現在は公園です。ランチは個々に。中原街道沿いにはチェーン店あり、公園で食べる方も居ました。天候が曇りだったので外でも暑さは凌げました。午後の部は中堀川源流へと辿ります。源流の一手は園芸会社の私有地の中に消えてそこが水源。もう一手は里山ガーデンの中に進みます。里山ガーデンを歩くと大きな谷戸が開けてきます。そこが中堀川の源流で、この付近の原風景でもあります。水源は森の中なので確認できません。分水嶺を辿る道があるのですが通行止めだったので、ぐるりと回って里山ガーデンの管理センターで小休止。里山ガーデン、ズーラシアと広大な緑地、谷戸が残されています。帷子川支流の源流をたどり、川合宿八幡神社。帷子川まで出ますが、ここから先の帷子川は次回に譲り鶴ヶ峰駅方面に戻ります。都築郡役所跡や道標や石碑がこの辺りの歴史を物語ります。地域の神社を統合した今宿神明社、絵島生島事件にかかわる本立寺を見学、ふるさと尾根緑道に上がりますがここには尾根の高低差を利用して横浜水道が流れています。この水道が谷を越える場所には第三鋼路橋という産業遺産ともいえる橋が架かっています。鶴ヶ峰は来年の大河ドラマ鎌倉殿の13人では主要キャストとなる畠山重忠最期の地です。武勇の誉れ高く人望の厚かった畠山重忠が辞世の句を読んだ場所、首塚、首洗いの井戸、主従が葬られた塚、奥様の塚など。無念の最期を遂げた畠山重忠ですが多くの人の印象に残っていると思います。来年の大河ドラマも踏まえ鎌倉幕府の歴史を改めて学んでみるのも興味深いですね。17時終了予定でしたが17時30分になってしまいました。鶴ヶ峰駅解散後、横浜駅西口まで移動して打ち上げとなりました。横浜駅西口は帷子川河口であった場所ですので原点返りした気分になりました

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昼食 上白根大池公園付近で個々に
打ち上げ 何でやねん