7月10日(土)21世紀の渋谷区を南北にあるく 第2回 神と小川とデザインと編

第501回 2021年7月10日 開催場所 渋谷区

ロンちゃんの渋谷シリーズ第2回目です。JR代々木駅西口をスタート、駅前の明治神宮北参道口の碑の 横を通りすぎ、参道を緩やかに下っていきます。そのまま 神宮の杜の手前で、江戸時代に玉川上水から導水された原宿村分水が2本流れていたことをお話しし、その分水のトンネル跡が、山手線などの線路の下にあることを視認いただきました。その後、道路にまつわる内苑と外苑の結びつきも遺構を含め現場で確認。神宮内苑では『渋谷川ルネッサンス』の石井事務局長から渋谷川や渋谷区の地理や歴史について貴重なお話を伺いました。神宮の武道場で遠くから弓を引く方々を拝見しつつ、西鳥居から退出。参宮橋から西参道を進みつつ、唱歌『春の小川』の作詞者 高野辰之の旧居跡へ伺うとそこには驚きの事実が。そこから代々木駅方面へ進む道は下りの坂道で、昔は そこに先ほどの分水が2本 並行して神宮方面へと流れていました。さて 西参道方面へと戻って、なだらかな坂道を下っていくと、今は細かくマンションや雑居ビル、個人住宅が立ち並んでいますが、明治から大正 昭和にかけて ここら辺は 旧土佐藩の藩主であった山内侯爵家の御屋敷があった場所でした。そして坂の底辺こそ 御屋敷にあった池のあった場所と言われています。ここが 河骨川、春の小川の水源地。ここから暗渠暗渠沿いに道標として設置されている渋谷川ルネッサンスによる『春の小川』の電柱広告は元の水源の場所を しっかり示しています。そこから住宅地を通り抜けた旧河道は、いよいよ暗渠となって その姿を現しますが、途中 すぐに見えてくる坂道が、麗子像で知られる岸田劉生が描いた国立近代美術館収蔵の重要文化財『道路と土手と塀(切通之写生)』のモデルとして描かれた坂。ということで、皆で現在の景色と絵を見比べました。別の角度からの 劉生の描いた絵もあって、それも皆に見ていただきました。そのまま暗渠を進むと、ただ蓋をしただけの場所は その痕跡もあって興味深く、土管に変わる場所も きちんとそれが分かるようになっています。気づくと小田急線の線路にぶつかりますが、ここで終わりではありません。線路を渡った先に、意外な姿で 河骨川の暗渠は現れます。それが「暗渠」というものの理解の一助になったとすれば幸いです。また、その近くの某建築事務所では 戦争と建築について重い話もさせていただきました。暗渠ばかりじゃ飽きてしまうかなというの事もありましたけど、知られざる事実を識っていただきたいという想いもありました。そこから小田急の線路に沿った暗渠を進んでいくと、春の小川の記念碑へ出ます。記念碑の向かい側には「THE TOKYO TOILET」プロジェクトのデザイントイレ『はるのおがわコミュニティパークトイレ』が顔を見せ、そのすぐ近くにあるのが『代々木深町小公園トイレ』。どちらも鍵をかけないと、壁面が半透明なままのため、注目を集めてしまいますが、もともとの趣旨は夜でも安心して使用してほしいということでしたが、今や ちょっとした観光地のよう。その後、宇田川と河骨川の合流地点を通り、何軒かのお店を紹介しつつ ランチ休憩に突入。午後は宇田川と、その支流である初台川との合流地点を確認したのち、代々木八幡宮に伺い、その別当寺だった福泉寺の境内から谷戸の眺望を愉しみます。そこから 初台川の旧河道を進み、初台橋跡から暗渠の上を歩いていきます。途中 住宅に阻まれて 横へ逸れ、坂道を上った先には高級住宅地がありました。今度はまた下って、とうとう出逢ったのが 初台川の源流のこんな形でという姿。ただ通っただけではおそらく分からないですよね。お連れした皆さまの反応を見れば 本当に良かったなぁと思いましたよ、してやったりです。そこからほど近くにあった玉川上水の影響もおそらくあったのではないかという話も早々に、その場を離れ、もともとの水源跡へ移動した後、近くの某コンビニで避暑を兼ねて休憩です。そこから甲州街道へ向かい、最後のデザイントイレ『西原一丁目公園トイレ』を観たあと、最後の目的地『宇田川の水源』へ。そこは もともと さる食品メーカー創業家の屋敷地だった場所、今も緑の多い森のなかで まんまんと湧水を蓄えた池がありました。そこから始まる流れは、水源の出口から ほぼ全て暗渠になってしまうのが本当に残念なのですが、致し方ありません。近接する公園の地下を通って、渋谷区西原の町を進んでいく宇田川の暗渠は元代々木町を通って、代々木八幡駅の踏切付近で初台川と合流します。というところで、今回はゴール。想定外の暑さで、スイーツや建築は あまりご紹介できませんでしたが、そちらはまたの機会に紹介します

JR 代々木駅西口広場 → 明治神宮 北参道口の碑 → 日本ナレーション演技研究所 → 玉川上水 原宿村分水暗渠 → 玉川上水 原宿村分水トンネル跡 → 日本鉄道 裏参道ガード(現 JR東日本 裏参道ガード)→ 渋谷区立裏参道児童遊園地 → 内外苑連絡道路(明治神宮 裏参道)跡 → 神社本庁 → 明治神宮内苑 → 北池 → 亀石 → さざれ石 → 明治神宮宝物殿 → 明治神宮 武道場 至誠館 → 渋谷区立ポニー公園 → 東京乗馬倶楽部 → 首都高速4号新宿線 参宮橋カーブ → 明治神宮 西参道 → アートネイチャー本社ビル → たかの友梨ビューティクリニック本社ビル → 高野辰之旧居跡 → 春の小川水源地跡(河骨川水源地跡)→ 春の小川 電柱広告(by 渋谷川ルネッサンス)→ 切通しの坂(岸田劉生作「道路と土手と塀(切通之写生)」のモデル)→ 河骨川暗渠道 → 河骨川暗渠 小田急線線路下 地下埋設管出口 → レーモンド設計事務所ビル → 春の小川記念碑 → はるのおがわコミュニティパーク トイレ(坂茂 設計)→ 代々木深町小公園 トイレ(坂茂 設計)→ 宇田川・河骨川 合流地点 → カカオストア → 八幡湯 → 365日 → ランチタイム → 劇団青年座 → 宇田川・初台川 合流地点 → クレアトゥール(坂茂 設計)→ 代々木八幡公衆トイレ ・7月17日使用開始予定(伊東豊雄 設計)→ 代々木八幡宮 → 代々木八幡遺跡 → 天台宗 福泉寺 → MYG CASE GALLARY(新関謙一郎 設計)→ 初台橋跡 → 初台川暗渠 → 初台川(初台支流)水源 跡 → 京王線 幡代駅跡 → 西原一丁目公園トイレ(坂倉竹之助 設計)→ 幡ヶ谷3号踏切 → 宇田川 水源地 → 渋谷区立代々木大山公園 → 宇田川暗渠 → 宇田川・初台川 合流地点 → ゴール(小田急 代々木八幡駅前)

ランチ 代々木八幡駅周辺で個々に
打ち上げ 代々木八幡駅周辺で有志ごとに





6月20日(日)日本最大の江戸城外濠に迫る 赤坂見附~呉服橋  500回記念

第500回 2021年6月20日 開催場所 外濠

20年間やってきて記念すべき500回目のまちあるきとなりました。外濠シリーズとしては第三回目。天下の規模を誇る江戸城の総構えを体感するためのまちあるきとして企画しましたが大きすぎて3回(別コースとして4回目も開催する予定)になってしまいました。前回終了した赤坂見附からスタート。ここには赤坂御門の遺構が残ります。天然の地形を利用した深い谷は今でも水をたたえ、紀州藩上屋敷、中屋敷、井伊家中屋敷と御三家、譜代大名の屋敷で内外から守られています。この先は江戸城外濠最高所になり元の地形は尾根だったところを切り拓いて濠を造ったところです。クランク状の遺構が残る喰違見附には尾張藩中屋敷があり、今は上智大学に聖イグナチオ教会。迎賓館を見ながら小休止。再開発でできたコモレ四谷を経由して、四谷御門の遺構はないが甲州街道との位置関係など話し、土木学会のある外濠公園を歩きます。お堀の中を歩ける貴重な体験。江戸時代は隆盛を誇った亀岡八幡宮に詣で、市ヶ谷駅付近で個々にランチタイム。市谷御門跡は石が数個残るのみですが、ここからは再びお濠に水が復活し高台からの眺めも素晴らしい。これだけの広い濠に城内外の高低差があったら容易に攻め寄せられるものではありません。明治にできた新見附橋を通って飯田橋。ここには牛込見附の立派な石垣が残っています。この先の飯田濠は残念ながら暗渠化されていますが暗渠に潜るところと出るところが見られます。女性に人気の神楽坂から一本ずれた軽子坂のところまでは船が遡ることが出来たようです。外濠は神田川と合流し神田川が外濠になります。神田川は小石川御門のところで日本橋川と分岐し外濠もそちらになります。今では神田川と日本橋川という川に分かれていますが本来は平川という一つの川で江戸の母なる川でした。ここでは小石川門外に水戸藩中屋敷、門内に讃岐高松藩(ルーツの松平家は水戸徳川家)上、中屋敷と御三家、親藩によって固められています。江戸城の見附門は内外に御三家、御三卿、親藩、譜代大名の屋敷によって固められていたのですね。日本橋川に進むと明治時代の甲武鉄道の鉄橋が残り、飯田町貨物駅跡は再開発されアイガーデンになっていますが、その中に中世の平川の遺構がありました。この付近の日本橋川は水害対策のために江戸時代は堀留られていて外濠の役割は果たしていませんでした。三崎橋~南堀留橋は明治になってから通船のために掘り返され川が復活したところです。難読の俎橋では無くなってしまった九段下ビルや改造中の九段会館に思いを馳せ、雉子橋から先はまた見附門が復活し、外濠(日本橋川)沿いに石垣が散見されます。余裕があればいろいろ見学しようかと考えてましたが、だんだん時間に追われてきて急ぎ目に歩いて行きます。一ツ橋ではすぐ先に内堀と平川門が見えます。錦橋を越えると大手町のビル群が迫ってきます。この辺りが江戸の原点になるのでしょう。大手町川端緑道は外濠を観察するのにちょうど良い散策路。大規模接種会場になっている第三合同庁舎の横を通って見附門のあった神田橋、河岸の物揚げ場の跡が残る鎌倉橋を過ぎ竜閑さくら橋の先からJRを越えて復活した常磐橋。ピカピカ過ぎてちょっと違和感。ここには枡形が残る常盤橋御門跡があります。ゴールは日本橋川と外濠と道三堀の交わる川の十字路。一石橋、呉服橋のあったこの辺りで外濠一周になりました。1日で回ろうと思ったらハードな行程になるほどの大きさでした。打ち上げは500回記念ということで有志が参加して東京駅近くのお店で祝杯をあげました

赤坂見附跡~都道府県会館、黒田清輝旧居跡~東京ガーデンテラス紀尾井町~諏訪坂~富士見坂~衆、参議院議長公邸~赤坂エクセルホテル東急~溜池跡~弁慶橋~弁慶堀~紀伊和歌山藩屋敷跡~ホテルニューオータニ~彦根藩井伊家中屋敷~旧サントリー美術館~元赤坂~赤坂御用地(紀州藩徳川家中屋敷)~紀伊国坂~紀州藩徳川家中屋敷表門~喰違見附跡~紀尾井ホール~紀尾井坂~ハウス食品東京本社~福田屋~尾張家中屋敷跡、上智大学~聖イグナチオ教会~四谷見附~四ツ谷駅~迎賓館~学習院初等科~喫茶ロン~しんみち通り~コモレ四谷~外濠公園~土木学会~雪印メグミルク本社~市ヶ谷濠~防衛省~市谷亀岡八幡宮、茶ノ木稲荷~東円寺跡~長泰寺~左内坂~洞雲寺~市ヶ谷フィッシュセンター~市ヶ谷駅~市ヶ谷橋~市ヶ谷門(市ヶ谷見附)~新坂~市ヶ谷御門橋台の石垣石~外濠公園~新見附濠~三輪田学園~一口坂~富士見坂~新見附橋~牛込濠~法政大学~ボアソナートタワー~東京逓信病院~日本赤十字社発祥の地~与謝野鉄幹・晶子 居住跡~パークコート千代田富士見ザタワー~飯田橋サクラテラス~飯田橋さくらパーク~牛込駅跡~富士見町教会~日本歯科大学~牛込見付跡~牛込橋~セントラルプラザ、ラムラ~飯田濠~神楽坂~カナルカフェ~飯田橋延命地蔵~牛込揚場跡碑~軽子坂~ギンレイホール~飯田橋~神田川と飯田濠~船河原橋~千代田街~飯田橋駅~神田川~警視庁遺失物センター~ハローワーク飯田橋~市兵衛河岸~住宅金融支援機構本店~黄色いビル~神田川水道橋分水路~水戸藩上屋敷跡~小石川橋~後楽橋~小石川門跡~日本橋川~飯田町駅跡~三崎橋~新三崎橋~大和ハウス東京本社~ホテルメトロポリタン エドモント~アイガーデン~ガーデンエアタワー~讃岐高松藩上屋敷跡~あいあい橋~大塚商会本社~日建設計東京ビル~新川橋~EM活性液製造プラント~堀留橋~傳蔵地蔵尊~千代田ファーストビル~南堀留橋~滝沢馬琴硯の井戸~中坂~俎橋~九段坂、北の丸スクエア、昭和館、九段会館~専修大学神田キャンパス10号館、九段下ビル跡~宝田橋~千代田区役所~九段合同庁舎~共立女子大~雉子橋~大隈雉子橋邸と竹橋事件~雉子橋御門跡~竹橋~如水会館~一ツ橋~一ツ橋御門~平川門~パレスサイドビル(毎日新聞社、御春屋)~丸紅本社、一橋邸跡~錦橋~気象庁跡~大手町川端緑道~気象庁旧生物季節観測の木々~大手町合同庁舎3号館~大手町カンファレンスセンター~神田橋~神田橋門石垣跡~太田圓三の碑~大手町フィナンシャルシティグランキューブ~星のや東京~鎌倉橋~江戸城外濠の石垣と荷揚げ場跡~大手町プレイス(福井藩常盤橋江戸上屋敷跡)~竜閑さくら橋~常盤橋架道橋~新常盤橋~日本銀行~常磐橋~常盤橋公園~渋沢栄一像~銭瓶橋跡~常盤橋~一石橋~外濠川~呉服橋

ランチ 市ヶ谷駅周辺で個々に
打ち上げ はなこま東京駅前店




6月6日(日)八王子城を攻略しよう!

第499回 2021年6月6日 開催場所 八王子城、片倉城

お城の専門家山本さんによる八王子城ツアー。高尾駅集合後、バス移動、バス停付近も既に城地で、家臣団の屋敷や寺院があった場所など解説が続きます。八王子城ガイダンス施設見学後に城主の居た御主殿の解説、御主殿の滝を経てガイダンス施設でランチ。北条氏照の墓を見学。雨予報が縮小したので本丸に行くことも検討しましたが、万が一のことも考えとりやめ、バスで高尾駅まで戻り京王線で京王片倉駅へ、片倉城の見学。大江氏(毛利氏と同祖)の後裔、扇谷上杉氏の家臣長井氏の城とも言われ、規模は小さいながら遺構がはっきりと残っています。城址公園yとしても整備され市民の憩いの場になっているようでした。予定変更で少し早めに終わりましたが、希望者のみで京王八王子駅近くのお店で打ち上げも行いました

ランチ 八王子城ガイダンス施設でお弁当
打ち上げ 道草酒場


5月23日(日)21世紀の渋谷区を南北にあるく〜リバイバル版〜

第498回 2021年5月23日 開催場所 渋谷

ロンちゃんの渋谷まちあるきリバイバル版のまちあるきになりました。今回、スタート地点としたJR恵比寿駅の東口改札は 地上5階ほどの高さ。そこから、ここ恵比寿駅の位置する場所が渋谷川ちかくの低地であることを参加者の方にご理解いただき、五台二十谷と呼ばれる渋谷区全体の地形に想いを馳せていただきました。現代建築では 残念なことになってしまっているデザイン交番2箇所から、建築条件によって生み出された不思議な建築へと伺ったり、高名な建築家が個人で運営している『建築塾』を訪れさせていただきました。また恵比寿の雑多な住宅街の中を流れていた「名もなき支流」の暗渠も歩きましたね。渋谷川沿いに戻ってからは、やもり川が渋谷川に注ぎ込む意外な姿や オフィスビルの防災システムを見学。恵比寿東公園で やっとデザイントイレをご紹介しましたけど、コウホネの花の方が反応が良かったのは仕方ないかもしれません。今回一番反応があったデザイントイレは恵比寿公園にオブジェをイメージして造られたコンクリート打ちっぱなしというか木目パネルのトイレ。向かいのキャンチレバーのビルも へぇ~って感じで、もう少し具体的に内部の写真なんかもお見せできれば良かったかもしれません。代官山では、旧朝倉家住宅が休館のため、急遽 目の前の目切坂下の さる偉人のご子孫のお宅をご紹介。それもこれも、自分の先祖のお陰なので感謝しかありません(公表されておりませんので、ご参加者の皆様には どうかご内密に願います)。また坂を上ってまっすぐ向かったのは、幻と呼ばれていた猿楽塚の南塚。前回は遠くからしか観られなかったのですが、今回はなんとしても近くから観ていただきたかったので、なんとか皆さまに観ていただけたので 良かったのです。さて、代官山からは前回伺わなかった弥生時代の土器が観られた猿楽町古代住居跡に伺い、その隣にある スキップフロアを取り入れた空間が外から見ても分かる MONKEY CAFE DKY は 皆さんなかなか反応があって嬉しかったです。そして今回一番の珍建築は『ガンダムビル』ですかね。あそこまで歩くか悩みましたけど、皆さまの反応を見ると お連れして良かったです。東横線の地上線路跡地は前回同様歩きましたが、前回と違い もの凄い人出(笑)。やはり前回は雨天だったから、ある意味ラッキーだったかもしれません、、それは宮下公園でも思い知らされましたね、人出が多くて。並木橋で渋谷川を渡って、向かったのは渋谷区最古の神社『氷川神社』。ここは東渋谷台地の突端で、神社の参道自体が台地の崖を整備されて造られており、渋谷区の地形を実感していただける絶好の場所です。そこから渋谷川沿いに戻って再開発エリアでは前回よりも詳しく渋谷川の流路について見ていただきました。本来の流路の先、再開発前まで渋谷川があった場所にあるものは 何か、そして今の渋谷川の流路などは、です。本来であれば、各ビルの階数と段差、構造などもお話したかったのですが、いかんせん時間が足りません。。そのため、30分以上もゴールが遅れてしまいました。最後は東急ハンズ前で解散となりました。

恵比寿駅東口デッキ→(株)ワニブックス→Tetsuya Kumakawa–BALLET SCHOOL恵比寿スタジオ→アメリカ橋→東京都写真美術館→あかりの交番パート1(目黒警察署三田交番)→T -2000(T-office)→目黒三田春日神社→故 宇津井健旧宅跡→三田用水跡の碑→サンバーストビル(日の丸自動車学校)→UR都市機構 恵比寿ビュータワー→恵比寿神社(ガーデンプレイス内)→あかりの交番パート2(渋谷警察署恵比寿四丁目交番)→ABCアネックスビル→伊東建築塾恵比寿スタジオ→古川の一支流の暗渠→COMS EBISU→Castalia 恵比寿→GEM by moto →あいおい同和損保(株)別館 前 雨水利用システム→恵比寿東公園トイレ→たこ公園コウホネの会管理のコウホネの花→渋谷川→庚申橋供養碑→渋谷区東三丁目公衆便所→オクタゴン→恵比寿神社(大六天神社)→恵比寿公園トイレ→恵比寿SAビル(救世軍ビル)→鎗ヶ崎交差点(三田用水掛樋跡)→旧朝倉家住宅→目切坂(くらやみ坂)→猿楽塚(南塚)→T-SITE(代官山蔦屋書店)→原田泳幸事務所→MONKEY CAFE D.K.Y →猿楽古代住居跡公園→青山製図専門学校(ガンダムビル)→東京府時代のマンホール→代官山アドレス→東横線地下化線路跡→ログロード代官山→SHIBUYA BRIDGE→渋谷区ふれあい植物センター→渋谷氷川神社(渋谷区最古の神社)→並木橋→鎌倉街道→東福寺(渋谷区最古の寺)→金王八幡宮→渋谷リバーストリート→渋谷ストリーム→尾崎豊記念碑→渋谷ヒカリエ展望台→銀座線渋谷駅→渋谷スクランブルスクエア→渋谷川流路の確認→渋谷駅地下構内(渋谷川流路の確認)→渋谷駅東口広場→渋谷駅B7出口→MIYASHITA PARK(渋谷区立宮下公園)→神宮前通公園トイレ→北谷公園(ブルーボトルコーヒー併設)→LINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)→二・二六事件慰霊像→『陸軍用地』標石→ゴール

ランチ 恵比寿駅周辺で個々に
打ち上げ マルヤス酒場


5月9日(日)総会&写真で見る川の変遷勉強会

第497回 2021年5月9日 開催場所 荒川区

第11回目の総会でした。前年は10周年ながらコロナの影響でリモート開催。今年度はwithコロナという方向性でオフライン開催としました。公共施設が事前で使えなくなったため勉強会で予定していた都電カフェに併設されているサイクリングジムをお借りして開催することになりました。13時半から1時間。予定変更で行ったので略式で行いましたが皆さんのリクエストや意見を聞けて有意義でした。勉強会は14:30~。図説わかりやすく見る東京の変遷ということで利根川東遷を時系列で地図や画像を使って説明させて頂きました。利根川、隅田川、江戸川、中川がどのように変化していったかをお話ししました。荒川、綾瀬川まで行きたかったのですが利根川東遷だけでスライド115枚だったので時間切れになってしまいました。利根川の東遷が一筋縄ではいかなかったことや、中世と現代では川の配置が違い見ていた風景がだいぶ違うだけではなく文化や風俗などにも影響を与えていたことでしょう。16:30に終了。17時から吉まぐれ屋で懇親会。まちあるきだけでなく様々な話題が飛び交いました。今年度の活動に弾みがつくイベントにすることが出来ました

会場 都電カフェ3階サイクルジム
打ち上げ 吉まぐれ屋

4月17日(土)奇跡の地形が可能にした玉川上水-完結編-

第496回 2021年4月17日 開催場所 拝島~羽村

カズオ君の玉川上水シリーズの完結編。前回終了の拝島駅からスタートします。あいにくの小雨となりましたが、新緑の季節とあって色鮮やかに濡れる青葉の香りもまた心に響きます。みずくらいど公園では水が土に吸収されてしまう、玉川上水の難工事を示す遺跡を見ることができます。玉川上水は尾根の上を流れますが、尾根を下ると湧水があり、滝があり、蛍も生育しています。典型的なハケの地形。古刹の清岩院を経て福生市役所。過去にも建築まちあるきで訪れたことのある特徴的な現代建築。小休止後、雨も心配なのでお昼ご飯を食べずにまちあるきを続行。傘を差さずに歩けるときもありラッキーでした。田村酒造ではコロナの影響で蔵の見学はできませんでしたが、お酒を購入の際には蔵の人からお酒についていろいろな解説をしてもらえて勉強になりました。どんどん玉川上水を遡ると別荘地のような趣き。東海居という昔の建物をビジターセンターにした場所もありましたが閉所中。霧に霞んだ山々が両側に迫り、ついに玉川上水の水源にまで近づいたという臨場感がたっぷり。やがて多摩川兄弟の銅像が見えると羽村の堰。四谷から歩いてやっとたどり着きました。感無量なのと緑豊かなので気持ちが良い。小休止の後は陣屋跡、玉川水神社など見学して羽村市郷土資料館へ。ここでは羽村の歴史や玉川上水の仕組みなどをわかりやすく学びました。とりあえずここで解散し、疲れた方はバスで帰途へ。希望者はそのままチューリップ畑へ歩きます。畑一面埋め尽くす色とりどりのチューリップは美しかったです。偶然やってきたコミュニティバスに飛び乗り羽村駅には16時過ぎに着きました。お腹ペコペコだったので駅の真ん前にある餃子の満州に飛び込んで打ち上げとなりました。玉川上水を歩き切った満足感だけでなく大都市東京の水道の歴史、都心から郊外住宅地、自然の多い場所への風景の移り変わりを季節の移ろいと共に歩くことが出来ました。

拝島駅~横田基地専用線~平和橋~日光橋~どんぐり橋~武蔵野橋~玉川上水開削工事跡~みずくらいど公園~五丁橋~山王橋~福生橋~青梅橋~熊川分水~奥多摩街道~ほたる公園~牛浜橋~縞屋の滝~萱戸橋~熊野橋~中福生公園~清巌院橋~清岩院~清岩院庭園~新橋~福生市役所~宿橋~福生分水~田村酒造~長徳寺~宮本橋~加美上水橋~加美上水公園~多摩川八景~新堀橋~東海居~堂橋~羽村大橋~第三水門~羽村橋~羽村橋のケヤキ~玉川兄弟~堰の筏通場~羽村の取水口~玉川上水羽村陣屋跡~玉川水神社~下陣屋跡~羽村市郷土博物館~根がらみ前水田~のんびりカフェ中車水車小屋~羽村玉川神社~羽村駅

打ち上げ 餃子の満州羽村駅前店

4月3日(土)春の肉祭り美味しいお肉を食べに行こう

第495回 2021年4月3日 開催場所 錦糸町

毎年恒例のryoちゃん幹事の花見を新小岩公園で予定しておりましたが、2年連続コロナ自粛で後援仕様が出来ないということで代替企画になりました。5月に歩く予定の錦糸町にある、肉料理の美味しいお店「うまし」で15時半より懇親会。14名の参加者で美味しいお肉を堪能しました。うに肉巻き、様々な肉刺し・・・本当に美味しかったです。二次会はトサカモミジで3000円以内飲み放題食べ放題。お腹いっぱいの東京を再発見する会新年度一発目のイベントとなりました

懇親会 うまし
二次会 トサカモミジ


3月28日(日)二十一世紀の渋谷区を南北にあるく

第493回 2021年3月14日 開催場所 大田区武蔵新田周辺

江戸東京の歴史というと、江戸時代以前は有史以前のようなことを言う人がいるので、江戸東京の中世以前の歴史を知ってもらうために南北朝を楽しむ会とコラボして代表の斉藤さんにガイドして頂きました。江戸で御霊信仰と言えば平将門公が有名ですが、南北朝時代の勇将新田義興も知られています。新田義興を祀る新田神社から午後スタートでした。こちらでは普段非公開の宝物殿を宮司さんの解説により公開、また境内にはいろいろなアートがあることでも知られています。新田神社からスタートして多摩川七福神を巡ります。最初は新田義興の家臣を祀った十騎神社。ここは毘沙門天。義興が謀殺された矢口の渡しがあった場所に近い東八幡神社は弁財天。多摩川のほとりで思いを馳せます。延命寺は寿老人、氷川神社は大黒天。地域の歴史も感じることができます。武蔵新田駅近くにある矢口中稲荷神社は福禄寿。商店街の雰囲気もまた良し。布袋尊の頓兵衛地蔵は義興謀殺に加担した船頭が非を悔いて建てたと伝わり、通称とろけ地蔵と言われるように顔が風化している。そしてスタート地点だった新田神社がゴールでここは恵比須様を祀る。戦国や幕末などに興味を持つ人が多いが、南北朝時代は波乱あり、室町時代には中世から近世に至る骨格が出来たり興味深い歴史が多い。歴史の深みに迫ることが出来たことでしょう。打ち上げは参加者大二郎さんの知り合いのお店で馬刺しや焼鳥。「南北チョー」の乾杯に音頭と共に楽しい時間を過ごすことが出来ました

新田神社~十寄神社~東八幡神社、矢口の渡し跡~延命寺~氷川神社~矢口中稲荷神社~頓兵衛地蔵~新田神社
打ち上げ 焼鳥居酒屋北良


3月14日(日)新田神社と新田の怨霊関連史跡を歩く

第493回 2021年3月14日 開催場所 大田区武蔵新田周辺

江戸東京の歴史というと、江戸時代以前は有史以前のようなことを言う人がいるので、江戸東京の中世以前の歴史を知ってもらうために南北朝を楽しむ会とコラボして代表の斉藤さんにガイドして頂きました。江戸で御霊信仰と言えば平将門公が有名ですが、南北朝時代の勇将新田義興も知られています。新田義興を祀る新田神社から午後スタートでした。こちらでは普段非公開の宝物殿を宮司さんの解説により公開、また境内にはいろいろなアートがあることでも知られています。新田神社からスタートして多摩川七福神を巡ります。最初は新田義興の家臣を祀った十騎神社。ここは毘沙門天。義興が謀殺された矢口の渡しがあった場所に近い東八幡神社は弁財天。多摩川のほとりで思いを馳せます。延命寺は寿老人、氷川神社は大黒天。地域の歴史も感じることができます。武蔵新田駅近くにある矢口中稲荷神社は福禄寿。商店街の雰囲気もまた良し。布袋尊の頓兵衛地蔵は義興謀殺に加担した船頭が非を悔いて建てたと伝わり、通称とろけ地蔵と言われるように顔が風化している。そしてスタート地点だった新田神社がゴールでここは恵比須様を祀る。戦国や幕末などに興味を持つ人が多いが、南北朝時代は波乱あり、室町時代には中世から近世に至る骨格が出来たり興味深い歴史が多い。歴史の深みに迫ることが出来たことでしょう。打ち上げは参加者大二郎さんの知り合いのお店で馬刺しや焼鳥。「南北チョー」の乾杯に音頭と共に楽しい時間を過ごすことが出来ました

新田神社~十寄神社~東八幡神社、矢口の渡し跡~延命寺~氷川神社~矢口中稲荷神社~頓兵衛地蔵~新田神社
打ち上げ 焼鳥居酒屋北良

3月7日(日)新金線沿いを歩いてみよう!

第492回 2021年3月7日 開催場所 新金線沿線

新金線いいね区民の会という葛飾区の市民団体とのコラボ企画です。JRの貨物線通称新金線は旅客化の案が昔から出ていましたが、それをさらに具体化、推進させるために活動されています。金町駅に集合。3班に分かれます。鉄道系グループは回るポイントが多いようなので一足先にスタート。続いて歴史グループ、お散歩グループがスタートします。報告は兒玉が歩いた歴史グループのコースになります。南口から北口に出て地区センターの高所から金町駅の路線配置や廃線になった貨物線の線路を確認します。ヨーカドーの中を抜けて東京理科大の葛飾キャンパス。キレイな校舎の周りは真新しい公園や住宅が並び新しい街づくりを実感します。旅客化した新金線はここを通したいということですが水元方面への延伸なども考えると楽しくなってきます。南口に出て新金線の線路と対面。線路に沿って歩きます。珍しい人道踏切や、旧地名を冠した踏切、古道、旧街道の踏切など面白い。浜街道踏切は陸前浜街道、江戸時代は水戸街道。古道である証に古仏が並んでいます。貨物線ながらしっかりした設備に複線分の用地などこのままにしておくのは惜しいと思いますが、それでも設備投資はそれなりのものになるかと思われます。駅設置予定地やいくつかの踏切を越えつつ新金線の現状を把握していきます。雨乞い神事が行われたという青龍神社と怪無池。池の水は枯れることが無くかいぼりもできないとか。他のチームとすれ違ったり交差したりしながら進みます。京成線と立体交差すると高砂橋。ここでは中川と新中川(放水路)の分岐点を見ることができます。線路は新中川に沿って走り、細田神社でいったん解散。お蕎麦の美味しい朝日屋と中華料理の孫悟空に分かれました。午後は細田神社から再スタート。畑もあるようなのんびりした風景もあり、地元の人になったような気分で歩けます。新中川を越える橋梁は複線分橋台があるものの線路は単線分。複線にするにはいろいろと追加工事が必要そうで大変そうだ。橋を両岸から眺めます。JR貨物新小岩信号場駅付近では新金線を走る機関車と遭遇いたしました。新小岩駅には15;30過ぎに到着。地域の未来を構想しながら歴史を知る。地元の方々によるコアな情報を知ることができる貴重な体験となりました。新小岩駅で解散。花見予定地の新小岩公園方面に向かいつつ打ち上げのお店を探し、八丈島料理の源八船頭新小岩店にて交流することが出来ました

JR金町駅南口~金町駅北口~元三菱製紙中川工場貨物線跡~金町変電所~東京理科大【理科大駅】~原田ゲート~原田橋~新宿道第一踏切~新宿第二踏切(都内で希少な人道専用踏切)~【大堰枠駅】上下之割用水分岐点(小合用水と小岩用水)~三重田踏切~新宿(地蔵菩薩13体、陸前浜街道と柴又帝釈道分岐点)~柴又踏切~水戸街道~新宿新道踏切~亀有警察署~東京かつしか日赤産院(開業前)~【新宿駅】~新堀踏切~【葛商前駅】~高砂(角柱三猿彫道標、佐倉道分岐点)~高砂踏切(複線部分:都道267開通前、石碑)~小石川道踏切~青龍神社・怪無池~水道管~京成線~【高砂橋駅】~高砂橋(中川分岐点)~耕道第一&第二踏切(人道専用踏切)~【ひまわり駅】~東京街道踏切~TOTO高砂工場跡~細田踏切~細田神社~ランチ
(再集合)細田神社~細田踏切~東覚寺~立石大通り踏切~【細田駅】~細田ポンプ所~旧新金貨物線跡~奥戸踏切(新金線15か所中最後の踏切)~奥戸中学校~奥戸フラワーパーク~【奥戸駅】~奥戸街道~東京シューレ江戸川(前上一色)小学校~新中川橋梁(東側)~宝蔵院~八剱神社~旧新金貨物線跡~新中川橋梁(西側)~【上一色駅】~蔵橋通り~新小岩変電所~環7高架下~JR貨物跡~かがやき公園~JR新小岩信号所駅~【小松駅】~小松橋(新小岩になる前の地名)~私学共済グランド(元JR貨物操車場跡)=15時半過ぎ今回唯一貨物線1編成が出発・通過・見学=~【新小岩東北広場駅】~たつみブリッジ(もんちっち)~JR新小岩北口

ランチ 孫悟空(中華)or朝日屋(蕎麦)orアウトドア
打ち上げ 源八船頭新小岩店