4月17日(土)奇跡の地形が可能にした玉川上水-完結編-

第496回 2021年4月17日 開催場所 拝島~羽村

カズオ君の玉川上水シリーズの完結編。前回終了の拝島駅からスタートします。あいにくの小雨となりましたが、新緑の季節とあって色鮮やかに濡れる青葉の香りもまた心に響きます。みずくらいど公園では水が土に吸収されてしまう、玉川上水の難工事を示す遺跡を見ることができます。玉川上水は尾根の上を流れますが、尾根を下ると湧水があり、滝があり、蛍も生育しています。典型的なハケの地形。古刹の清岩院を経て福生市役所。過去にも建築まちあるきで訪れたことのある特徴的な現代建築。小休止後、雨も心配なのでお昼ご飯を食べずにまちあるきを続行。傘を差さずに歩けるときもありラッキーでした。田村酒造ではコロナの影響で蔵の見学はできませんでしたが、お酒を購入の際には蔵の人からお酒についていろいろな解説をしてもらえて勉強になりました。どんどん玉川上水を遡ると別荘地のような趣き。東海居という昔の建物をビジターセンターにした場所もありましたが閉所中。霧に霞んだ山々が両側に迫り、ついに玉川上水の水源にまで近づいたという臨場感がたっぷり。やがて多摩川兄弟の銅像が見えると羽村の堰。四谷から歩いてやっとたどり着きました。感無量なのと緑豊かなので気持ちが良い。小休止の後は陣屋跡、玉川水神社など見学して羽村市郷土資料館へ。ここでは羽村の歴史や玉川上水の仕組みなどをわかりやすく学びました。とりあえずここで解散し、疲れた方はバスで帰途へ。希望者はそのままチューリップ畑へ歩きます。畑一面埋め尽くす色とりどりのチューリップは美しかったです。偶然やってきたコミュニティバスに飛び乗り羽村駅には16時過ぎに着きました。お腹ペコペコだったので駅の真ん前にある餃子の満州に飛び込んで打ち上げとなりました。玉川上水を歩き切った満足感だけでなく大都市東京の水道の歴史、都心から郊外住宅地、自然の多い場所への風景の移り変わりを季節の移ろいと共に歩くことが出来ました。

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打ち上げ 餃子の満州羽村駅前店