2月28日(日)河津桜の咲く新川と成田街道を歩く(八千代市まちあるき)

第491回 2021年2月28日 開催場所 八千代
森田さんの千葉シリーズ。前回終了の検見川周辺を流れる花見川は千葉市の区名ともなっていますが、そのさらに上流に遡り八千代市に至るまちあるきでした。スタートは東葉高速鉄道村上駅。地元の人以外には馴染みが少ないですが、八千代市を構成する重要な地域の一つ。駅周辺には古墳や遺跡があり古くから人の営みがあった場所であります。前回にも増してたくさんの庚申塔や石仏。開発に伴いまとめられてしまった感はありますが。郷土資料館では八千代の成り立ちや、オビシャ、三匹獅子舞など地域の歴史を知ることが出来ました。八千代の風景は里山的な風景を残しながらも立派な施設や都市風景も重なり美しい風景。立派な図書館もあり通勤しないでいいなら住んでみたくなるかもしれません。新川は人工河川。印旛沼の洪水対策のため開削されたいわば印旛沼の延長上で、花見川につなげられている。新川に沿って歩く。長閑な風景。珍しい名前の七百余所神社、米本城跡には謎の村上一族。米本神社は彫刻が見事、米本長福寺ではお寺の方に冊子など頂いてしまいました。ランチは道の駅やちよ。かなり盛況でしたね。皆さん個々にランチ。午後は新川の河津桜。まだ五分咲きでしたが楽しめました。飯縄神社は文化財多くこちらも彫刻が見事。地域の歴史を伝えます。八千代でもっとも古くから人が住んでいたと言われる萱田地区を歩き長福寺や時平神社へ。大和田宿は成田詣の参拝者が多く行き交った宿場町。名残は少ないのですが昔を偲びながら歩きます。八百屋お七の墓があるという長妙寺、消防署内の富士塚にオビシャが伝わる高津比咩神社。今回は30kmと良く歩きました。八千代台駅にてゴール。打ち上げのお店を探しますが個人店はコロナ休業。豊後高田どり酒場で飲み放題食べ放題。ただしドリンクラストオーダーが19時までなので一生懸命食べて飲みました

村上駅~根上神社古墳~根上神社裏庚申塔群~村上小学校~村上中学校~村上神明神社と社叢~国道16号線~十九夜塔など石碑群~八千代市立郷土博物館~正覚院(鴛鴦寺)~厳島神社~TRC八千代中央図書館~新川(印旛放水路)~七百余所神社~七百余所神社古墳~米本城跡~米本神社~米本長福寺~道の駅やちよ(昼食)~新川への桑納川合流点~城橋~宮内橋~飯綱神社~萱田長福寺~庚申塔群~いいづな道標~萱田町時平神社~大和田機場遠望~明治天皇行在処の碑~長妙寺(八百屋お七の墓)~八千代消防署内富士塚~高津比咩神社~八千代台駅

昼食 道の駅やちよで個々に
打ち上げ 豊後高田どり酒場 八千代台東口駅前店


2月21日(日)旧川越街道と宿場町、個性的な坂三昧

第490回 2021年2月21日 開催場所 東武練馬~下赤塚

2年ぶりの板橋シリーズ。江戸四宿でやってなかった板橋宿を巡りながら江戸四宿以外の宿場町として川越街道上板橋宿、下練馬宿と歩いてきてコロナの影響で2年間間が空いてしまいました。前回ゴールの東武練馬駅からスタート。下練馬宿、旧川越街道と宿場町を歩きながら周辺のお店も紹介。田柄川を越えて自衛隊練馬駐屯地。米軍駐屯地のような厳しさと警戒感は無い。練馬ナンバーといえば練馬の陸運局、嵐の大野君がペンキ絵を描いた北町浴場。東武鉄道練馬変電所のあたりは板橋区で最も標高が高い。東武練馬駅北側の名店を紹介しながら映画館も併設する大型商業施設のイオンを過ぎ、旧称北野高校だった板橋有徳高校。この辺りから前谷津川や支流がつくった谷のアップダウン。名前のついている坂も多い。そして街のあちこちに江戸時代の庚申信仰の名残を残す庚申塔があちこちに。徳丸、赤塚が近年まで農村の名残が残っていたことがわかる。崖に張り付く様にして残る村の共同墓地、擁壁に浮き上がるようにして残された庚申塔、ラカン槙の並木道、都内屈指の急坂がありました。徳丸北野神社は板橋最古の神社。伝統芸能田遊びを伝えています。この他にも四ツ竹踊りや獅子舞など独自の伝統芸能を伝えています。ここから赤塚公園に至り、不動通りを下って個々にランチタイム。お店が少ない場所でもあったので暖かな日和の中、公園でシートを拡げて和やかな時間を過ごされた参加者もおりました。午後は赤塚公園を歩きます。武蔵野台地の東端で自然の崖が保全されています。荒川が削った崖を上り、更に梶谷津川、前谷津川の谷を上ったり下ったり。そこにはまた名前の付いた坂や石仏がたくさん。板橋区の庭園徳水亭や水車公園の水車を見て板橋区でも指折りの古刹松月院。ここは高島平の名前のルーツになった高島秋帆縁の地でもあります。創業200年を越える酒屋さんでは板橋区オリジナル日本酒「にりんそう」を購入された方もいました。旧鎌倉街道を歩きながら下赤塚駅へ。下赤塚駅周辺ではお店や寺社石仏など紹介。駅の南側まで行ってゴールの予定でしたが北側だけでタイムアップ終了となりました。打ち上げは偶然見つけたメキシコ料理のビストロカルロス。飲み放題でステーキまでついて3500円と大変リーズナブルでした。江戸近郊の農村の文化を伝える板橋区のまちあるきとなりました。

東武練馬駅~本陣跡緑地~下練馬宿、北町~旧川越街道~中華たけいし~大木家本陣跡~理容室ネリマ~北町観音堂~安養寺大日堂~棟梁~鶏炭~ソルカノルカ~田柄川緑道~国道254号線~陸上自衛隊練馬駐屯地~連隊門哨所~練馬陸運局~北町浴場~東武鉄道練馬変電所(板橋区最高所)~珈琲屋らびっと~アンティカピッツェリア ダ ズズ~喫茶TOM~イオン板橋~徳丸通り~サンブロン~板橋有徳高校~中尾観音堂~向坂~板橋昆虫公園~観音講の坂~前谷津川支流の庚申塔、大典記念碑~原口の庚申塔~徳丸石川通り~お伊勢坂~西徳通り~石川橋公園の庚申塔~開進堂霊苑~石川橋公園~石井家の庚申塔~徳丸槙の道~安養寺~石碑~窪口の庚申塔~鷹番ノ坂~徳石公園~前谷津川~宮下大山不動明王碑~元吹上道の庚申塔~天神坂~高麗家の稲荷社~観音寺近くの庚申塔~豊川稲荷大明神~稲荷~六地蔵、観音寺跡~屋敷神稲荷~徳丸北野神社~郷土芸能伝承館~徳丸6丁目の庚申塔~赤塚公園辻山地区~不動通り~(昼食)~峡田道~赤塚公園の崖~庚申塔跡~大坂~稲荷神社~旧粕谷家住宅、粕谷家稲荷~安楽寺~下井戸の坂~赤塚公園徳丸ヶ丘緑地地区~番場ノ坂~赤塚公園番場地区~赤塚公園中央地区~赤塚公園沖山地区~種井坂~駒坂~栗山村記念公園~御大典記念道標碑~番場口の庚申塔~延命地蔵~田口家稲荷神社~安藤家庚申堂~峡の坂~徳水亭~水車公園~宮前橋記念碑~四葉道庚申塔跡~宮前坂~旧薬師堂跡~都道446号長後赤塚線~新大宮バイパス~旧赤塚村役場石碑~乳房榎記念碑~松月院、高島秋帆先生紀功碑~大堂の坂~松月院大堂~赤塚八幡神社~番匠免の坂~戸井田酒店~増福寺~梶谷津庚申塔跡~梶谷津の坂~梶谷津川~赤塚中央通りの庚申塔~元塚地蔵尊~鎌倉街道道標~工房画楽亭~髪サロン英次~岩の湯~篠塚稲荷神社~庚申塔、土木碑~肉の斉藤~やきとり良太~小祠~宮坂邸稲荷社~鳥茂~のとや~フランス製菓~どん亭下赤塚店~下赤塚駅~梶山の庚申塔~~ブランジェリーケン~とんじゅ~バイケーオ~二葉鮨~梶山不動尊・成田山不動大教会~中田出世稲荷大明神~下赤塚駅前の庚申塔~下赤塚駅

ランチ 赤塚公園付近で個々に
打ち上げ ビストロカルロス


1月17日(日)隅田川のルーツをたどる 後編

第489回 2021年1月17日 開催場所 綾瀬~関屋

昨年行った古隅田川まちあるきの第2回目。前回終了の綾瀬駅からスタート。古隅田川の名残を見ながら綾瀬駅周辺の名店紹介。良い感じの飲み屋さんも多い。綾瀬三名物の一つ大楠がある養福寺と普賢寺村の鎮守北野神社を巡り駅の反対側へ。土地区画整理の余地をつなぎ合わせた東綾瀬公園は八か村落とし用水から古隅田川に流れる水路があった。この辺りに架っていた今は無き円心橋も綾瀬三名物の一つでした。公園の突き当りには東京武道館、六角鬼丈はここだけでなく隣接する中学校もデザインしています。お店を紹介しながら八つの村の余水を流していた八か村用水を辿ります。この辺りは北三谷村だったところ。綾瀬の北部を縦断していき綾瀬川まで出ます。この辺りは五兵衛村。今では「綾瀬」という地名でひとくくりにされていますが、由緒ある地名がありいくつもの村に分かれていました。五兵衛村の名主金子五兵衛(左内)の屋敷は今でも残り、近藤勇ら新選組の残党がここにやってきた史跡となっています。五兵衛新田役人惣代年寄大室家の屋敷も今に残ります。ここの築地塀は綾瀬三名物の一つ、そしてもう一つの綾瀬三名物、円心橋の敷石も大室家の塀の一部に使われています。五兵衛新田の鎮守綾瀬稲荷、五兵衛新田の菩提寺、観音寺と回って綾瀬駅でランチタイム。午後は綾瀬神社から薬師寺、この辺りは伊藤谷村になります。伊藤谷の草分け星野家も残っております。古隅田川と久々の再開。元隅田橋では親水公園になっていた古隅田川が暗渠から顔を出します。元の流れは綾瀬駅の方をぐるりと巡るのですがこちらは暗渠。ショートカットとして昭和30年代に造られた捷水路から開渠となり流れていきます。古隅田川の川沿いを歩きました。古刹の蓮昌寺、小菅県の守護神として勧請された小菅神社を見て、水戸橋を渡ります。水戸佐倉道の名残が残り、銭座や小菅御殿の歴史も偲ぶことができますが、現在は小菅拘置所になっています。なかなか近くで見る機会もないと思いますのでみんな興味津々でしたね。この辺りの古隅田川は綾瀬川として再利用されています。元々の綾瀬川の流路はいまの垳川の流路を通って中川に合流するものでした。そこを人工的に隅田川に合流する川にしました。その時に古隅田川の流路を使用し新しい川を造りました。伊藤谷橋の横で古隅田川は綾瀬川と分離します。裏門堰親水水路と名を変え、かつての下流から上流に向かって流れています。ここに合流する五反野親水緑道もかつての支流の流れ。ここには 戦後の怪事件下山事件の碑がある。そして小菅拘置所旧本館の建物も金網の向こうに見ることが出来ました。古隅田川の流れはこの先で、荒川にぶつかってとりあえずは終了。小菅御殿にあった灯籠を見て荒川の河川敷に上がります。人工でこんな巨大インフラを作ってしまうことが驚きです。荒川放水路が人工河川であることを知らない人もおりました。古隅田川はこの辺りを蛇行してましたが荒川に飲み込まれてしまいました。河川敷を降りると両端を荒川、綾瀬川に阻まれてしまった水戸街道があり、古隅田川の流路があった場所には小菅水再生センターが建設されています。日本初の公立学校と言われる小菅県立学校が置かれ地域の伝説も残る正覚寺を見学。綾瀬川を越えて小谷野神社を経て堀切橋を渡ります。ここで日没間際ということでタイムアップ。夕景と金八先生撮影地を見ながら京成関屋駅、牛田駅で解散となりました。綾瀬や小菅の街の雰囲気や歴史を紹介しつつ古隅田川を辿ることが出来ましたが、3回目で完結することになりました。打ち上げは電車で新三河島まで移動して「鶏物語 あんじゅ」コロナ自粛の中でしたが、歴史ある老舗、良心的な地域のお店が廃業するような展開を何とかしたいとwithコロナを模索するために新年会を開催させていただきました。楽しい時間を過ごし新年の始まりとすることができました

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新年会 鶏物語あんじゅ