3月28日(日)二十一世紀の渋谷区を南北にあるく

第493回 2021年3月14日 開催場所 大田区武蔵新田周辺

江戸東京の歴史というと、江戸時代以前は有史以前のようなことを言う人がいるので、江戸東京の中世以前の歴史を知ってもらうために南北朝を楽しむ会とコラボして代表の斉藤さんにガイドして頂きました。江戸で御霊信仰と言えば平将門公が有名ですが、南北朝時代の勇将新田義興も知られています。新田義興を祀る新田神社から午後スタートでした。こちらでは普段非公開の宝物殿を宮司さんの解説により公開、また境内にはいろいろなアートがあることでも知られています。新田神社からスタートして多摩川七福神を巡ります。最初は新田義興の家臣を祀った十騎神社。ここは毘沙門天。義興が謀殺された矢口の渡しがあった場所に近い東八幡神社は弁財天。多摩川のほとりで思いを馳せます。延命寺は寿老人、氷川神社は大黒天。地域の歴史も感じることができます。武蔵新田駅近くにある矢口中稲荷神社は福禄寿。商店街の雰囲気もまた良し。布袋尊の頓兵衛地蔵は義興謀殺に加担した船頭が非を悔いて建てたと伝わり、通称とろけ地蔵と言われるように顔が風化している。そしてスタート地点だった新田神社がゴールでここは恵比須様を祀る。戦国や幕末などに興味を持つ人が多いが、南北朝時代は波乱あり、室町時代には中世から近世に至る骨格が出来たり興味深い歴史が多い。歴史の深みに迫ることが出来たことでしょう。打ち上げは参加者大二郎さんの知り合いのお店で馬刺しや焼鳥。「南北チョー」の乾杯に音頭と共に楽しい時間を過ごすことが出来ました

新田神社~十寄神社~東八幡神社、矢口の渡し跡~延命寺~氷川神社~矢口中稲荷神社~頓兵衛地蔵~新田神社
打ち上げ 焼鳥居酒屋北良