第506回 2021年9月26日 開催場所 浅草〜赤羽
2016年に開催した隅田川上流まちあるきのリメイク版。5年経つとスーパー堤防、遊歩道デッキの整備も進んで川沿いを歩ける場所が増えたので開催しました。浅草を9時にスタート。何度も歩いた浅草界隈も最近はイベントで歩いていないので解説するのも久しぶりのような気がします。吾妻橋を渡り新しくできたミズマチ、隅田公園を経てリバーウォークを渡って台東区側に戻ります。川沿いにカフェなどできて変化あり言問橋を越えて桜橋からまた墨田区側へ。長命寺桜餅では甘味タイム。墨堤の桜や花街の周辺にある甘いもの、美味しいものなどを紹介します。レガッタも行われたり隅田川の風情も感じられました。白鬚橋は中世の奥州街道、三条実美の別邸のあった風光明媚な土地。ここより上流は明治以降は工業地帯となりましたが、近年は大規模工場の移転により再開発で大きな公園ができたり環境が変わって雰囲気が良くなってきている地域です。石浜神社に詣で、土手を歩いて汐入公園。対岸は防災団地、水神大橋を越えると古隅田川の合流点。かつてここが荒川(家康以前は入間川)と隅田川(現在は旧綾瀬川)の合流点で現在の隅田川が荒川から隅田川と名前を変える地点でした。千住汐入大橋を渡ると両岸に遊歩道が無くなるので住宅地を歩きます。尾崎豊にゆかりの尾崎ハウス、千住市場を経て千住大橋でランチタイム。午後はこの付近で最も歴史の古い素盞雄神社を参拝し、松尾芭蕉が奥の細道へとスタートした史跡を巡り、またまた遊歩道未整備で住宅地の中を縫いながら川沿いに出てお化け煙突のモニュメント。映画や漫画にもよく出ていました。工事中でギザギザな尾竹橋、枝垂れサクラの名所尾久の原公園から尾久橋を越え、また遊歩道未整備のため住宅街へ。大正時代のレンガ塀が続いてリニューアル中の荒川遊園。石神井川の河口と旧河口、豊島橋の近くでようやく川沿いに戻れました。壮大な豊島五丁目団地がありますがここも大工場の跡。天狗の鼻と呼ばれ隅田川は大きく湾曲します。新豊橋は土木学会田中賞を受賞した新しい橋で、広い芝生の公園、キレイな高層住宅とこちらも工業地帯の変化が伺えます。新田橋、新神谷橋と突き進み、日没前までに岩淵水門にたどり着くために途中の見学を端折りながら進んで行きます。日本化薬の渡し船を過ぎたあたりで荒川放水路の土手に合流し日没前に何とか青水門まで到達することが出来ました。たくさん歩いて達成感はあったことでしょう。赤水門を見学。知水資料館は間に合いませんでした。この頃には日が落ちたので赤羽岩淵駅、赤羽駅に向けて歩いて解散しました。以前は工業地帯で観光的要素が少なかったり、住環境も良いとは言えない場所もあったエリアですが今は寛げる場所や見どころも増え今後はもっと魅力を増していくのではないかと楽しみにして注目しております