7月18日(日)江戸の古道とグローバルが同居する街 -旧東海道・羽田道と羽田七福いなり巡り

第502回 2021年7月18日 開催場所 羽田

コロナにより延期になっていた太田さんの企画が実現できました。漁村の名残と独自の文化を持つ羽田は空港もあり現代的な施設があり、世界への拠点でもあります。そんな羽田を古道に沿って歩きました。大森海岸駅から1200年近い歴史を誇る磐井神社に参拝、その境内にある海豊稲荷神社の玉垣には花街であった名残が残されています。美原通りは旧東海道で街道の雰囲気を残しています。地元出身の丸山桂里奈さんが紹介していた老舗和菓子店などで買い食いをしながら歴史ある寺社を見学していきました。内川の橋が架かるところから古道、羽田道に入ります。住宅地の中に埋もれたように存在する古道を辿る楽しみ。古道である証として古寺もあり、洪水対策で流路変更された呑川の暗渠周辺にも昔の地形を感じさせられ、所々に海辺の旧地名があり土地の成り立ちも伝わって参りました。平和島には温泉が、大田区全体でも温泉が多いのですが森ヶ崎鉱泉源泉碑が法浄院にありました。森ヶ崎公園では飛行機と海を見ながら小休止。新呑川河口に沿って進むとバラバラな方向を向いた羽田架道橋があり、足元にはたくさんのハゼが泳いでいました。変なホテルのある大鳥居の商店街には羽田道の説明碑があり、環八に産業道路。踏切の渋滞で知られていた京急空港線は地下化され渋滞が解消されていました。大師橋が見えると川崎の近さも感じられます。糀谷商店街で個々にランチタイム。午後は羽田七福稲荷さん巡りをしながら事故が起きないかドキドキする七辻、羽田の鎮守様の羽田神社には富士塚がありました。寺社仏閣から羽田の歴史を学びます。そして多摩川の河口に出ます。川崎が近い。羽田の渡し跡、昔の堤防だったレンガ堤がイイ味出してます。河中に突き出した護岸のために築かれた五十間鼻は干潮のため川の中に降りられる。多摩川の水面に触れられるのが嬉しかったですね。羽田空港や河口の雄大な景色を見ながら東京の多種多様さを感じられました。穴守稲荷が鈴木新田にあった証である平和の大鳥居から穴守稲荷神社へ。もし羽田に空港が出来なければ穴守稲荷はもっと多くの人でにぎわう観光地になっていたのかもしれないと想像を働かせながらも境内の稲荷山からの景色を楽しみ予定より時間をオーバーしましたが穴守稲荷駅にて解散となりました。日本がさらにグローバル化していく中で羽田の街もどのように進化していくかも楽しみになりました。解散後、有志のみで多摩川の向こう神奈川県は蔓延防止重点措置なので20時までお酒を飲むことが可能なので、川崎で打ち上げを行って帰りました

【午前】
大森海岸駅(京急本線)→磐井神社・磐井の井戸・海豊稲荷神社→(旧東海道)→旧東海道碑→美原(三原)通り→環状七号線→大森稲荷神社→徳浄寺→内川橋→するがや通り→「するがや通り 羽田道」標石・大筒町打ち場説明板→厳正寺→漁業記念碑→旧呑川橋(呑川緑道)→羽田道標石→浦守稲荷神社→末広橋→呑川→大森寺→法浄院→森ケ崎公園(休憩)→羽田可動橋→権助橋跡(浜竹用水)・羽田道標柱(大鳥居商店街)→産業道路・環状八号線→神明大神宮→糀谷駅

【午後】
京急線糀谷駅→東官守稲荷神社(萩中神社)→七辻→妙法稲荷神社→重幸稲荷神社→羽田神社御旅所→高山稲荷神社(天祖神社・稲荷社)→正蔵院→羽田神社→自性院→大師橋→龍王院→羽田の渡し跡→赤レンガ堤防→羽田七曲り→鴎稲荷神社→入船湯跡→藤崎稲荷神社→玉川弁財天・水神社→五十間鼻→五十間鼻無縁仏堂→平和の大鳥居→白魚稲荷神社→穴守稲荷神社→穴森稲荷駅

昼食 糀谷商店街において個々に
打ち上げ おさやん川崎専門店