12月8日(日)東京防災まちあるき 隅田川

第577回 2024年12月8日 開催場所 東京都北区

今回は防災をテーマにしたまちあるき。荒川、隅田川が氾濫した場合、北区、荒川区、台東区、中央区、千代田区などの受ける影響や、防災のウィークポイントなどを現地で見て歩きましょうという企画です。12:30に赤羽駅をスタート。途中の商店街や建築物など見ながら荒川知水資料館へ。今年は荒川放水路通水100周年になります。資料館には荒川放水路や江戸から現代に至るまでの治水の歴史が展示されています。見るものが多くてつい長居してしまいました。続いて岩淵水門へ。文化財に指定されている旧水門の赤水門。現在、現役バリバリの青水門を見学。青水門が出来てからは隅田川は一度も氾濫を起こしていません。まさに万全鉄壁の首都の守護神。長ーい荒川河川敷をずっと歩いてJR線の鉄橋にやってきました。ここは周囲に比べて堤防が低くなっている荒川のウィークポイントです。鉄橋の左右は数年前にかさ上げされましたが、鉄橋の部分は鉄道が走っているので工事まで時間を要します。この低くなった部分から水が溢れる可能性もあるという所を見てきました。赤羽岩淵駅から電車で王子神谷駅前移動。ここから石神井川河口に出ました。ここは水門も無く、大雨の時に満潮、大潮が重なり高潮となった場合など、また上流で異変があり隅田川の水位が上がったときなど、隅田川が氾濫しなくても石神井川が氾濫する可能性があるので周囲の住民は注意が必要であることをお話しました。ここからまら石神井川に沿って歩き王子駅まで向かいました。電車移動で葛飾区~足立区~荒川区方面に向かう予定でしたが、途中ゆっくりしてしまったので日没の可能性もあり王子で終了し続編を行うことにしました。打ち上げは当初の予定では荒川区まで歩く予定だったので荒川区のお店を予約していたので都電に乗って荒川区役所まで移動。KJダイナーten10で飲んで今年最後のまちあるきを締めくくりました。今回案内したところは今すぐに危険ということはありません。岩淵水門や第一調整池(彩湖)など様々な対策がなされているので。しかし、気候や気象の変化によって更なる大雨、地震などによって水門や堤防の決壊などもあり得ます。万が一にも命や財産を失わないためにも対策を考えておいて欲しいという考えから企画しました

赤羽駅~カトリック赤羽教会~赤羽すずらん通り~黒田機器東京工場~新河岸川~荒川知水資料館~赤水門~草刈の碑~摂政宮殿下御野立之跡~新荒川大橋 川口の渡し~岩槻街道岩槻宿問屋場跡之碑、小山酒造跡~赤羽岩淵駅(電車移動)~王子神谷駅~尾長橋~豊島園、甚兵衛堀、板橋火薬王子工場~豊石橋~新堀橋~石神井川河口~西福寺~あすか緑地~溝田橋~石神井川飛鳥山バイパス~王子駅

打ち上げ KJダイナーten10


12月1日(日)山手線ショート散歩&忘年会 秋葉原

第576回 2024年12月1日 開催場所 秋葉原

山手線の各駅を半日で紹介するショート散歩。今回は秋葉原です。秋葉原の歴史を時系列で歩きながら途中にあるスポットを紹介していきました。まず秋葉原駅からスタートです。秋葉原駅と言えば実演販売をよくやっていたアキハバラデパートがありました。昭和通り側を歩いて行きます。ヨドバシカメラができて秋葉原電気街が変化したことは時系列で考えると後の話。その建物に貼りつくようにTSKビルが建っています。これはヤッチャバがあった名残というのも後の話。この辺りはラーメン、カレー激戦区でもあります。蔵前橋通り辺りまで来ると秋葉原と御徒町の中間点ぐらい。ここに「秋葉原」の町名があって駅付近ではないことをお話しました。線路を越えて末広町駅の方へ。ぽっちゃり専門とか男の娘のメイドカフェなどコンセプトカフェなどいくつかのお店を紹介しました。時系列で一番古い歴史に至る前にすでに秋葉原の様々な歴史に触れてしまった感があります。蔵前橋通りを越えたところに妻恋神社があります。日本武尊の伝説があります。太古の時代から湯島の丘に建ち、その麓を古石神井川が流れていた。そんな中世以前のこの地域を想像して頂けたらと思いました。蔵前橋通りを挟んだ反対側に神田明神。ここからは江戸時代をイメージしてもらって。徳川家康が江戸に入り江戸城を拡張したので、神田明神はこの地に移って江戸の守り神としてこの丘の上から江戸の街を見守ります。甘酒を飲んだり参詣したり小休止。山を下りた麓には神田川。ここも江戸時代に開削され、筋違見附が造られ江戸城の内と外を分けました。ここに中山道や御成道が通り広小路が設けられたことによって明治以降にこの地が商業地として発展していく要素となって行きます。伊勢丹もこの地が発祥の地。神田川に沿って進みます。秋葉原駅の近くには水路の跡が残っています。これは秋葉原駅が貨物駅として出発したことの名残です。江戸時代には佐久間河岸があり木材を中心として神田川の水運を使った物資の流通が盛んでした。それが後に秋葉原駅が貨物駅として開業したきっかけの一つでしょう。昭和通りを越えて佐久間公園、和泉公園へ。この辺りは材木商が多く済んだところです。材木置き場なども多かったことから江戸の大火の火元になることが多かった。明治に入ると、明治天皇は大きな火除地をつくり、鎮火社(防火の神様秋葉神社だと誤解されていた)を勧請した。これによって「秋葉原」の地名が生まれました。明治も半ばを過ぎると東京の街も急速に拡大発展していった。大きな貨物駅が必要となって鎮火社を移転させて、火除地に貨物駅をつくりました。もともと佐久間河岸があって物流が盛んな場所でした。これが秋葉原駅のルーツで後に旅客駅も開業します。市電(都電)の乗換駅で甲武鉄道のターミナル万世橋駅のあった須田町が東京随一の盛り場として栄えると対岸の秋葉原駅周辺も商業地区として栄えていきます。神田に電機学校(今の東京電機大学)があったので電子部品を扱う店など徐々に増えていきます。戦後、組立ラジオが流行し、ラジオの部品などを売る露店が繁華街であった須田町の辺りに多く出ました。しかしGHQは道路拡張のために露店を立ち退かせ、その代わりに鉄道のガード下の場所などを提供しました。これが秋葉原電気街のルーツになって行きます。まだまだ秋葉原の歴史は続きますが日没なのでここまでで終了。また続編は別の機会に行います。その後は忘年会で2024年を振り返りながら楽しく飲むことが出来ました

アキハバラデパート跡~エチオピア カリー キッチン アトレ秋葉原1店~大人のデパート エムズ~万世橋警察署~秋葉原ワシントンホテル~ヨドバシAKIBA~TSKビル~松屋~家系ラーメン 武将家 外伝~たん清~らーめん忍者~朝日寿司~ごっつ 秋葉原店~スパイス・ラー麺 卍力 秋葉原店~キエロ コーヒー~地名「秋葉原」~秋葉原練塀公園~末広町駅~キャンディフルーツオプティカル~ムチぽちゃメイドカフェShangrila~秋葉原集会所~クリエイターズカフェ秋葉原製作所~てんぱね~妻恋坂~妻恋神社~新妻恋坂~清水坂~三谷長三郎胸像~神田の家 井政~天野家~三河屋~神田神社(境内末社、銭形平次の碑、国学発祥の地など)~明神男坂~明神女坂~焼鳥とし~明神下神田川本店~町名由来板:神田明神下御台所町~アキバ絶対領域~伊勢丹発祥の地~ヤマギワリビナ本館跡~秋月電子~丸五~講武稲荷~石丸電気本館跡~味の萬楽~松住町架道橋~町名由来板:神田旅籠町~昌平橋~昌平橋駅跡~筋違御門跡~ラジオガァデン~肉の万世本店跡~万世橋~地下鉄万世橋駅跡~第一家電跡~村役場、町役場~割烹たなか~佐久間橋跡~書泉ブックマート~柏屋せんべい~らーめん 紬麦~インディアンレストラン アールティ~青島食堂~ラジオ体操会発祥の地~町名由来板:神田佐久間町三丁目~町名由来板:神田佐久間町四丁目~草分稲荷~日通本社~佐久間小学校跡、防災守護の碑、金網神社~三井記念病院~活字を用いた近代印刷普及の起点~神田和泉町~のどぐろ専門店 八仙 秋葉原~ヴェルデ・レガーロ~欧風カリーM~Tokyo Style Noodle ほたて日和~

忘年会 ラフィーネ
二次会 新時代 秋葉原2号店





11月17日(日)最後の鉄道と滝めぐり~日の出町~

第575回 2024年11月17日 開催場所 日の出町

カズオ君ガイドの日の出町まちあるきです。今まで軽登山、ハイキングの山歩きで日の出町はかすめたことがあるのですが、今回は日の出町をメインに歩きました。10時過ぎに武蔵五日市駅を出発。観光客が居ない線路沿いを歩いて行きます。武蔵五日市駅の高架前、高架後の分岐点の踏切にやってきます。ここに三内信号場があり五日市本線と岩井支線の分岐点でもあったということ。ここから三内神社に参詣。さらに進むと天竺山ですが行程の都合上、登らずに戻ります。岩井支線、秋川街道に沿って進みます。40年前に廃止になっているので線路も跡形もないのですが、築堤されている部分は線路跡だとわかります。築 150 年の東京都指定有形文化財の小机家住 宅がレストランになっているのを外観のみ拝見。日の出町は大久野村と平井村が合併してできた町で大久野の集落に入って行きます。五日市からは険しい分水嶺ではありませんが五日市、あきる野市は秋川に、日の出町は平井川に沿って開けています。すーぱーかーやきいもは開店前だったので自販機で購入しました。大久野駅跡は何も残っていません。煙草を売っている商店だったような建物があるのが唯一の名残でしょうか。ここまでは1982年まで貨物線として営業していました。幸神神社に立ち寄り武蔵岩井駅跡へ。ここは1971年に廃止されました。しばらくは旅客駅のホームや駅舎が残っていたようですが今は駐車場、駐輪場になっています。東京のローカル廃線を辿れて感無量でした。新井薬師(中野区と同じく目に効能がある)など回りながら大久野の集落に戻ります。ログハウス風の大久野郵便局の隣には旧庁舎があり素敵な建物。週1でカフェとして営業しているそうです。和菓子の幸神堂に立ち寄った後には個々にランチタイム。ランチ後はバスで肝要の里へ移動。道の駅になっており物産を売っていたり、ドラマのロケに使われた高校生レストランの建物、閉館中の小さな蔵の資料館などがありました。青梅への近道、梅ケ谷トンネル、護王神社を経て白岩の滝。数段に分かれて流れ落ちる滝は迫力がありながらも繊細さも感じさせます。奥まで遡っていけますが時間の都合で途中まで。最後はつるつる温泉でゴールとなりました。予定より1時間遅れて15時半の到着だったので登山客と被ってしまいましたが、お肌ツルツル。歩いた後のビールは最高でした。なかなか行く機会が少ない日の出町でしたが登山だけでなく観光でも楽しめる魅力ある場所でありました

武蔵五日市駅~岩井支線~素木家(そぼくや)~椀ものや 木のか~初後亭~線路分岐点~三内神社~天竺山~踏切跡~線路跡~Restaurant L’Arbre~日の出町~踏切跡~松華飯店~すーぱーかーやきいも~平井川~~大久野駅跡~幸神神社のシダレアカシデ~幸神神社~武蔵岩井駅跡~太平洋プレコン工業(株) 日の出工場~エンモノチス化石産地~勝峰山~新井薬師~天正寺~カフェ星宿~幸神堂~青春号を活用した町おこし隊~ひので 肝要の里~小さな蔵の資料館~旧大久野小学校肝要分校~梅ケ谷トンネル~一の護王神社~白岩の滝~生涯青春の湯 つるつる温泉

打ち上げ つるつる温泉食堂


11月10日(日)朝飲み散歩in町屋

第574回 2024年11月10日 開催場所 町屋

久しぶりの朝飲み企画でした。酒飲みの視点で街を見ながら、街の良店を体験するという内容。今回は荒川区で最も飲食店の集まる町屋。コアなノンベエの多い街でもあります。9時に町屋駅に集合。ブラブラと都電の一駅を歩きながら途中のお店などを紹介して行きました。1軒目は丸福食堂の予定でしたが、老夫婦でやっているお店にいきなり10数名で行ってしまい驚かせてしまったことや、今は10時からのお酒の提供(以前は7時にビールを飲んだことがある)になったそうで飲めそうにないのでお店を変更することに。町屋で他に飲める店は11時にならないと開店しないので京成線に乗って日暮里に移動。1軒目は「マルヤス酒場日暮里店」に変更。ここはキャパが大きいので悠々と過ごせます。中華メインのつまみですが値段も安く安心して飲めました。2軒目は再び町屋に戻りまして「ときわ」。町屋の昼飲みの王道のお店です。11時の開店と同時に入店。お魚や和食系、メニューはかなり豊富です。3軒目はあんじゅ。韓国料理と唐揚げが美味しい店です。途中参加の人も合流し会話も弾んで楽しい時間を過ごしました。ここで一応解散。有志のみで三河島に移動して4軒目のten10。こちらは店主の手料理が美味しいお店。夕方までかなり飲みましたが参加された皆さんの人柄も良くまた開催するのも良いかなと思いました

町屋駅集合→マルヤス酒場日暮里店→ときわ→あんじゅ→ten10


10月20日(日)柏北部&我孫子まち歩き

第573回 2024年10月20日 開催場所 柏市北部、我孫子

奥さんの我孫子シリーズ最終章。ここ数年我孫子をガイドしてもらってきましたが、一通り回ったということで今回の柏市北部と我孫子の一部で我孫子を網羅したことになりました。北柏駅を9時にスタート。旧水戸街道を進みお城の形がくっきりわかる松ヶ崎城址を見学。伊藤ハム柏工場は大規模な工場。旧陸軍高射砲第二連隊営門は立派な門が地域の歴史を伝えています。近くには高射砲連隊将校集会所跡と呼ばれる木造建築群が林の中に残されていました。宿連寺村の鎮守須賀神社、住宅地に湧き出る宿連寺湧水、田中村鎮守の香取神社、ボケ封じで知られる長泉寺など寺社仏閣を回って旧吉田家住宅を見学します。豪農で醤油醸造などの商業も行っていた吉田家の住宅が文化財として残されています。この日は邸内でライブ練習をしているということで入場料無料。現地ガイドさんに手短に30分ぐらいで解説案内してもらいました。ランチは地元で人気の中華店元祥。ボリュームありすぎて食べるのに時間がかかり午後の出発が30分以上も遅れてしまいました。諏訪道を辿り善照寺、彫刻の美しい布施香取神社。セブンイレブンで小休止して南龍寺を見学。1000年以上の歴史を持つ古刹の布施弁天東海寺は文化財だらけで見どころ満載。参拝客も多くイベントも行っておりました。境内からぐるりとあけぼの山農業公園と回ります。筑波山がよく見えたり、風車の見えるコスモス畑が美しかったり。景色の美しさを堪能しました。途中兵衛門坂と書いてひょいむざかというバス停あり。地元の人が呼びならわした地名をそのまま使うのは良いですね。久寺家鷲神社から寶藏寺へ。ここは久寺家城の跡と言われる。対峙している丘は我孫子城跡と言われる。日も暮れて来て奥さん自宅前を通って謎の稲荷神社・・・のはずがグーグルマップには遠坪古墳と書かれていた。少し端折ったので20分遅れで我孫子駅にゴールしました。古刹や自然風景など堪能し地域の歴史にも触れられ有意義なまちあるきとなりました。打ち上げはいつもの志ぶやでしゃぶしゃぶ。たっぷり食べて飲んでも一人3000円以下でした

北柏駅~松ヶ崎城址~伊藤ハム柏工場~旧高射砲第二連隊営門~高射砲連隊将校集会所跡~宿連寺須賀神社~宿連寺湧水~花野井香取神社~長泉寺~旧吉田家住宅(旧吉田家住宅歴史公園)
昼食休憩(元祥 花野井店)
諏訪道~善照寺~布施香取神社~諏訪道(終着部分~南龍寺~水生植物園~布施弁天 東海寺~弁天古墳~日本庭園~あけぼの山農業公園~日枝神社~大長屋門~久寺家鷲神社~寶藏寺(旧久寺家城~我孫子城~謎の稲荷神社~我孫子駅

ランチ  元祥 花野井店
打ち上げ 志ぶや


10月5日(土)妙典バーベキュー

第572回 2024年10月5日 開催場所 妙典

毎年恒例ryo ちゃん幹事のバーベキューです。場所もここ数年定番の妙典の江戸川河川敷。この日は雨で途中でやむかと思っていたら最後まで。でも何とか乗り切りました。様々なお肉を楽しみましたが、お肉以外の料理も充実。楽しい時間を過ごすことができました。16時前には撤収。二次会は妙典駅近くのはなの舞。ここでも多くの人が参加し親交を深めました。三次会は西葛西へ。宴はいつ果てることもなく続きましたね。参加者は50人を超え賑やかなバーベキューになりました


9月29日(日)日野西散策~残る田園風景と湧水~

第571回 2024年9月29日 開催場所 日野

カズオ君の日野まちあるき続編。今回は日野市の西側、豊田の方に歩きました。日野駅を9時にスタート。日野の台地に上がります。新選組のふるさと歴史館に入館。新選組の歴史を知るだけでなくコスプレまでできちゃう楽しい資料館。隣接して日野市役所や大きな日野中央公園があります。ここには神明上遺跡があって奈良時代末の住居が復元されていますが保存状態悪く日野市に何とかしてもらいたいです。台地を降りると日野らしい水の豊かな用水路に出会います。寺社、城跡、公園を水路が取り巻いています。実りの秋らしい風景に豊かな水流は心を癒します。善生寺の日野大仏はかなり立派。高台の上にあるので日野の街を一望にできます。豊田の総鎮守若宮神社には様々な神様が合祀されています。豊田の農村時代の面影を伝えています。用水路を辿っていくと~中央図書館下湧水。ここは東京の名湧水 57 選にも選ばれています。日野の珍スポットと何やら意味深な小便小僧は東京オリンピック記念像だということ。豊田駅に至って個々にランチタイム。午後は豊田駅周辺の気になるお店を紹介。昭和30年代に宅地開発がすすめられ集合住宅がたくさん作られましたが、現在はその集合住宅をリノベーションして若者からお年寄りまで多世代が暮らすたまむすびテラスや漫画家のシェアハウス、トキワ荘プロジェクト等が行われ、イノベーションを起こしたいという人が集う多摩平の森産業連携センターPlanTや子育て支援センターや図書館等が入る多摩平の森ふれあい館があって新しい街に脱皮しつつあります。ニャンコ好きが集う猫目食堂からまた谷に降りると黒川清流公園。湧水が美しい流れを形成していますが2週間ほど前に事故があったので崖沿いの緑地帯には入れずに戻ります。ここからバス移動。日野自動車やコニカミノルタがあり昭和の初期には台地上の広大な土地が工業地にもなった場所です。バスを降りて向かったのは中央高速道石川PAです。外からも入れるのでPA内でお買い物をしたり買い食い。東光寺地区は大根で有名らしく大根畑が目立ちます。水が豊かなので農業も盛ん。七つの塚があったということです。古い遺跡の上にある日野宮神社は石造物がたくさん。台地の下は古い時代から人が活動していたようです。日野駅に近づくにつれ周辺は市街地らしくなりますが用水路がずっと見られるのが嬉しい。最後に日野駅が跨ぐ掘割に煉瓦。これは明治時代に日野に煉瓦工場があった名残だそうです。前回の日野東部は甲州街道日野宿や新選組の足跡を感じました。今回の日野西部は台地からの湧水や用水が育む自然豊かな風景、農地から工業地、古い集合住宅が新しい住民活動を生み出している豊田周辺。日野についての再発見が多くあったと思います。打ち上げは前回と同じ串屋横丁 もつ焼きセンター 日野店でしたが結構遅くまで飲んでしまいました

日野駅~飯縄権現社~日野台地~新選組のふるさと歴史館~日野市役所~ひの煉瓦ホール~日野中央公園~安全緑地見本園~神明上遺跡~海の幸のステーキ屋 大洋軒~延命寺~日枝神社~川辺堀之内城跡~東豊田公園~善生寺~日野大仏~replicar(レプリカ)~若宮神社~一号公園~和樂~織姫神社~中央図書館下湧水(東京の名湧水 57 選)~珈琲香楽~白髭神社~たぬき公園~東京オリンピック記念像~ふじ食堂~豊田駅~おいなり食堂~ななや~開花~ベアトリーチェ~ピッコロ レガーロ~たまむすびテラス~トキワ荘プロジェクト~多摩平の八重桜~ひまわり食堂~PlanT~多摩平の森ふれあい館~Cafe Green~猫目堂茶店~南極堂~黒川清流公園~石川 PA~日野市立七ツ塚ファーマーズセンター~七ツ塚公園~東光寺上公園~東光寺湧水~水車堀公園~日野用水上堰~東光寺~日野用水下堰~日野宮神社~多摩川~庚申塔 地蔵堂~山下堀の日野煉瓦トンネル~日野駅

ランチ 豊田駅周辺で個々に
打ち上げ 串屋横丁 もつ焼きセンター 日野店


9月22日(日)徳川家康が愛した駿府城を訪ねる

第570回 2024年9月22日 開催場所 静岡市

山本さんのお城シリーズ。徳川家康ゆかりの駿府城ということで静岡市まで参りました。不穏な天気予報だったのですが一度延期をしているので催行する方向で午前中は雨で室内見学も考えておりましたが行ってみたら雨は全く降っていませんでした。9時半に静岡駅をスタート。今川義元、竹千代像を見て駿府城へ。お堀を巡りながら石垣やお城に関する豆知識など。一度は破却され公園になり、地震や陸軍駐屯により石垣や堀が崩された部分もありますが徐々に復元され、櫓も復元されています。静岡市歴史博物館はSAANAの設計で入るなり戦国時代の道路の遺構が残されています。徳川家康に関する展示物が多いものの戦国の雄今川氏の事績や駿府周辺の歴史を知ることができました。新静岡駅に直結しているセノバの近くで昼食解散。個々にランチをとっている間にゲリラ豪雨。少し遅れて歴史博物館で全員集合した頃には雨はやみました。東御門から巽櫓へ。再建された有料施設でしたが駿府城の歴史的な解説が詳しく図説されていました。天守台跡に歩を進めます。徳川家康が本拠として本格的な築城が行われますが、秀吉により家康が関東に移封されると、家康を関東に封じ込めるための抑えとして秀吉子飼いの中村一氏が入りました。この頃に金箔瓦、総石垣の豊臣系の天守台が築かれるが家康が築城したものか、中村が築城したものか。その後、家康の天下となると、家康は駿府城を本拠地とし天下普請で江戸城より巨大な天守閣を築きました。発掘調査により今まで知られていなかったことも明らかになるかもしれないですね。家康がいかに駿府が好きで拠点としても一目置いていたことがわかります。坤櫓を見学して駿府城を後にします。しばらく歩いて静岡浅間神社。ここは浅間神社、神部神社、大歳御祖神社から成る駿河区に総社。他にもいくつかの神社が祀られていてどれも社殿壮麗で重要文化財がたくさん。ここから駿府城の詰めの城があり、静岡の地名の由来になった賎機山に登れるのですが、今回は雨が降った後なので取りやめバスで静岡駅まで移動。打ち上げは静岡おでんの店。牛すじ出汁のスープで煮たおでんは黒はんぺんで有名なように黒い。それに削り粉をたっぷりかけて美味しかった。徳川家康の江戸と駿府の関係などお勉強になりました

静岡駅→駿府城→静岡市歴史博物館→東御門・巽櫓→駿府城天守台跡→坤櫓→静岡浅間神社→静岡駅

昼食   新静岡駅付近で個々に
打ち上げ 海ぼうずアスティ静岡店東館


8月25日(日)古地図で山手線各駅 神田2

第569回 2024年8月25日 開催場所 神田

山手線各駅シリーズ神田が1回で終わらなかったので続編。今回は神田の南側。神田駅を13時にスタート。前回回り切れなかった神田駅北口から周辺の老舗、人気店、史跡を紹介。神田駅西口から南下し、神田の南端鎌倉橋で江戸時代の荷上場を見ます。さらに竜閑さくら橋では丸の内東京駅もすぐ目の前。千代田区の中央区の境界である竜閑川を辿ります。ここは神田と日本橋の境界でもあり、周辺には史跡や名店が続きます。復興小学校建築である常盤小学校には日本橋アーカイブスの資料館があり、涼みがてら見学。登録文化財の近三ビル、江戸時代から続く佐々木印店などを回りながら、今川橋から日本橋室町に向かいます。中央区に入りますが、神田駅利用圏内なので紹介していきます。再開発進み周辺は三井タワーとコレドに囲まれています。江戸で初めて町割りがされた城下町。徳川家康の江戸城下町のルーツにもなります。日銀や三井本館、三越本店など近代建築のオンパレード。しかしこれ以上進むと神田というより日本橋というタイトルで紹介したほうが良い地域になるので日本橋方面には進まずコレド室町の方に曲がります。小さな神社であった福徳稲荷もコレドへ来る観光客で大盛況。そして日本橋本町は江戸の先住民が移住させられた江戸の本町でありますが、江戸時代からクスリの街として大手製薬会社も本社を構えます。ここから神田駅に向かっては製薬会社が多い。中央通りは江戸のメインストリートだったところ。熈代勝覧(きだいしょうらん)の絵図と現在の通りを見比べながら歩いてみます。残念ながら近年無くなってしまった老舗もありますね。長崎屋跡~石町時の鐘~与謝蕪村旧居と立ち寄りながら神田駅方向に戻っていきます。路地にはお稲荷さんが各所に残されています。これも江戸の名残。丸石ビル、山梨中央銀行と近代建築。鍛冶町の老舗、名店を巡りながら神田駅に到達しました。大きなビルで日陰多く、風もあったので思ったより暑さを感じずに歩くことができました。神田とはどういう町でしょう?江戸時代以前の江戸の先住民が住んでいたところ。徳川家康が江戸に入ると日本橋や神田は町割りがされて江戸の城下町になりました。神田の町名を、古くからの町名も併せて見てみると様々な職人が住んでいたことがわかります。また今の中央通りは江戸のメインストリートで商業が盛んであり今でも江戸時代からの老舗が残っています。江戸の先住民が集住させられた本町(日本橋本町)は後に薬の街となり、現在は日本橋本町から神田にかけては大手製薬会社、老舗製薬会社の本社がたくさんあります。須田町は昔の繁華街、美味しいものの老舗が集まり、岩本町は既成服問屋街、神田駅から離れますが小川町はスポーツ用品店街、御茶ノ水駅付近は学生街、楽器店街、神保町は古書店街(その昔は中華街だった)など。そして神田全般でいえばカレー激戦区。会社が多いのでサラリーマンの街のようなイメージを持つ人も多いと思いますが多様な顔を持っております。

神田駅~石福~金瓢箪煙草店~満寿家~大木製薬 ~鍛冶町三丁目(町名)~神田きくかわ~神田尾張屋本店~福尾商店~カレーノトリコ~サカエヤミルクホール~大柳稲荷~多町一丁目 (竪大工町・新石町)(町名)~神田下水~ちえちゃんラーメン~うな正~アーンドラ・ダバ~新石町高架橋~丸山製作所~コーヒーハウスロフト~すし定~かぶき本店~神田ラーメン わいず~佐竹稲荷~旭町(町名)~ルー・ド・メール~エース~神田外語学院~神田淡平~伊勢ろく~神田司町一丁目(町名)~藤田酒店~出世不動~浅野屋本店~篠崎豆腐店~絶滅メディア博物館~鎌倉橋~日本本土市街地への空襲が始まる(解説版)~鎌倉河岸跡~鎌倉町 鎌倉河岸(町名)~千代田区立スポーツセンター~鎌倉河岸ビル~竜閑さくら橋~外濠橋梁~竜閑川~竜閑橋親柱~今川小路跡~白旗稲荷~常盤小学校~近三ビル~佐々木印店~日本橋 玉ゐ 日本橋室町店~室町砂場~お多幸神田店~家内喜稲荷神社~本銀通り~今川橋由来碑~日本橋室町三井タワー~日本橋三井タワー~十軒店跡~海老屋美術店~日本銀行~千疋屋総本店~Yuito~メガネパリミキ本店~浮世小路~三井本館~三越本店~コレド室町~本町通りと町年寄喜多村家~浮世小路と料亭百川~コレド室町2~福徳神社~薬祖神社~古河市兵衛像~アステラス製薬本社~ダイハツ工業東京支社~第一三共製薬~くすりミュージアム~旧日光街道~武田薬品工業グローバル本社~本町薬問屋発祥の地~日本橋亭~東京薬事協会~理容歴史 大野理髪店~村田眼鏡舗跡~長崎屋跡~石町時の鐘~与謝蕪村旧居~てん茂~大江戸~地蔵橋~龍閑川埋立記念碑~福田稲荷神社~両社稲荷~フマキラー本社~美倉町、西福田町(地名)~神田紺屋町南部 (地名)~丸石ビル~今川橋跡~山梨中央銀行~桜井釣具店~豊川稲荷~金物通り~ヤマモト鞄店跡~尾張家~葡萄舎~鍛冶町一丁目(町名由来)~神田駅

打ち上げ おすすめ屋神田店




8月18日(日)暑い夏だから湧水in国立

第568回 2024年8月18日 開催場所 国立

1月に行った国立まちあるきの続編です。国立駅を9時にスタート。前回は入れなかった一橋大学の東、西キャンパスで文化財となった建物を見学。富士見通りに出て、いま話題になってる景観問題で取り壊されるマンションやすた丼発祥の店など個性的なお店を紹介。国立音大や国立学園など国立の街が造られた時からある学校などを見ながら学園都市、文教都市としての国立の成り立ちを感じました。

南武線を越えて谷保地区へ。こちらは水に恵まれて古くから人が住んでいた地域。国立駅周辺には近現代の史跡しかありませんが、谷保には江戸時代やそれ以前の寺社仏閣、石仏などが存在します。矢川駅まで至って個々に昼食タイム。

午後はまず境内に文化財のたくさんある南養寺、東洋ないしはアジア初の知的障害児者対象の近代的教育・福祉施設である滝乃川学園にも国登録有形文化財の建物がありました。清流の矢川沿いを歩き、川に足を漬けてみたり川で遊びながら涼をとりました。都旧跡の伊藤単朴の墓辺りは立川との境界。青柳崖線上を歩き府中用水取水口、青柳稲荷と歩き崖線を降りてママ下湧水。とても湧水がキレイでここでも清流に漬かりました

矢川おんだしで矢川や崖線からの湧水が谷保用水と合流。水の勢いが気持ち良い場所なのですが、雨などの影響か少し水が濁っていて残念でした。くにたち郷土文化館でクールダウン。柳沢家住宅、城山と歩いて甲州街道に出ます。甲州街道から南武線の方にかけては段丘になっておりここからも豊富な湧水が見受けられる。甲州街道を行き交う旅人もここの湧水でクールダウンしたのでしょうね。またこの付近には遺跡も多く発見されています。

谷保天満宮の別当寺は廃寺になりましたが滝之院がその歴史を伝えています。関東三天神の一つと言われる谷保天満宮。以前は甲州街道が崖下を通り国立で多摩川を渡っていた(後に甲州街道は崖の上を通り日野から多摩川を渡るようになった)名残で甲州街道から降りた位置に社殿があります。ここもまた湧水地で境内社の厳島神社には透き通った水をたたえた池があります。

予定では旧本田家住宅など回る予定でしたが、本田家住宅改装中なので谷保駅に向かい早めの終了となりました。有志での打ち上げはクラフトビールを醸造している麦酒堂KASUGAIにてフルーティなクラフトビールを楽しみ、あおはる餃子で餃子を食べて終了となりました。人工的に造られた学園都市国立と、湧水に恵まれた史跡多い谷保と国立には二つの顔があることがお判りいただけたことでしょう

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ランチ 矢川駅周辺で個々に
打ち上げ 麦酒堂KASUGAI
二次会 あおはる餃子