2月20日(日)梅香る越生梅林、黒山三滝

第514回 2022年2月20日 開催場所 越生

関東三大梅林と言われる越生梅林で梅と自然を満喫しようという企画。雨が心配されましたが何とか大丈夫でした。越生駅9時に集合してバスで移動。あじさい山のある麦原集落への入口から歩きました。暴れ川である越辺川から支流麦原川を遡り、更に山を登って行きます。戸神の集落には龍穏寺の代官を務めた代官屋敷がひっそりと残る。ひたすらに山を登っていくと太田道灌の父、太田道真が砦を築いて拠ったという山枝庵の跡があります。分水嶺を越えて降りて行くと龍穏寺。山奥の古刹ですが、江戸時代には幕府の宗教政策として江戸において全国の曹洞宗寺院を管理させていて、曹洞宗の本山、越前永平寺の貫主を輩出したという名門で太田道真、道灌父子の墓もあるという名刹だ。ここと隣接する熊野神社には江戸時代の繊細な彫刻が残されている。ここが隆盛した証でもある。再び山を越え越辺川の川筋に出る。全洞院には渋沢栄一の義弟で養子であった渋沢平九郎の墓がある。越辺川は顔振川と三滝川が合流して越辺川となる最上流地点。顔振川沿いに遡ると渋沢平九郎自決の地があります。イケメンで将来も嘱望され生きていれば日本を近代化へ導くリーダーの一人になったでしょうに。三滝川の方に遡ると黒山三滝。朝まで雨だったので水量豊富で美しかった。自然を満喫しながらランチ。再びバス移動で梅園地区で下車して歩きます。ここは小盆地になっていて、越生とは別に栄えた集落でしたが越生と合併しています。古くから栄えただけに石仏群や、太田道真隠棲の地など寺社があります。鎮守の梅園神社には独自の獅子舞も伝わっています。越生梅林とその周辺は梅の時期は美しい風景ばかりでなく香りでもうっとりしてしまうぐらいの場所なのですが、今年は雪が降ったり寒かったの開花時期が遅くて残念でした。売店で特産の梅や柚子のお土産を購入して越生駅へ徒歩で向かいます。沿道には史跡がたくさん。越生町の中心部に入っていくと近現代の史跡も増えて見どころをさらに増していきます。史跡ではないホーロー看板やアニメヒーローの人形などに囲まれた謎空間も見学?越生団扇の、うちわ工房しまのではお話を伺ったり、団扇を購入したり。実用的な美しさのある越生うちわの話に夢中になっている間に時間切れとなりました。まだまだ回り切れてない場所もあるので、来年は梅のリベンジも合わせてまた伺いたいと心に決めて越生駅まで歩き解散となりました。有志のみ乗り換えの便の良い朝霞台にて打ち上げを行いました

越生駅~麦原入口バス停~越辺川、麦原川~あじさい街道~小寺のお地蔵様~戸神の代官屋敷~ギャラリィ&カフェ山猫軒~三枝庵入口~天王山八坂神社跡~愛宕山~補陀岩・宝篋印塔~龍ヶ谷川~六臂観音塔~龍穏寺(太田道真。道灌公の墓)~龍ヶ谷熊野神社~電燈記念碑~下馬門~地蔵~地蔵~全洞院~三つ葉つつじ園~黒山熊野神社~越辺川源流~渋沢平九郎自決の地~尾張屋三平~黒山鉱泉跡~大善寺跡~黒山三滝~黒山三滝不動尊黒山バス停~小杉バス停~越生自然休暇村センター~梅園村道路元標~髭海道の石仏群~小杉堀之内の石仏群~道灌橋~健康寺~才車の堰~最勝寺~大豆工房みや~泰雲寺~稲荷坂の庚申塔~梅園神社~堂山庚申塔~越生梅林~田代三喜生地~古池の庚申塔~比丘尼橋橋供養馬頭尊昔の地層~車地蔵~弘法山観世音~見正寺~津久根八幡神社~桜堂~岩清水観音~黒山三滝道標~黒田屋~埼玉自動車車庫跡~風船爆弾工場跡~旧武蔵国越生郵便局扯~越生神社祭典 河原町山車~菊屋の坂~渋団扇発生の地~里の駅おごせ~うちわ工房しまの~越生駅

ランチ 黒山三滝にて個々に
打ち上げ 目利きの銀次 北朝霞東口駅前店


1月30日(日)江戸東京の平将門ゆかりの神社を訪ねよう

第513回 2022年1月30日 開催場所 大久保〜蔵前

太田さん企画で平将門公ゆかりの神社を繋ぐと、将門公が信仰した妙見菩薩を表す北斗七星の形になるという伝説をもとにそのコースを辿ってみました。ゆかりの神社を歩く途中にある寺社なども見学しました。9時、大久保駅スタート。最初の見学はイレギュラーとも言える中国の海の神様、東京媽祖廟です。極彩色に彩られた建物が突如として現れるのは圧巻でした。神田川が削った谷を歩きながら鎧神社。将門公の鎧を祀ったと言われる神社です。コリアタウンとして知られる大久保ですが、近年は韓国だけでなく、中国、ベトナム、イスラム圏のお店も増えて異国情緒たっぷり。鉄砲組100人組が信仰した皆中稲荷に立ち寄ります。ギャンブルや勝負事にご利益があるということでみなさん熱心にお参りしていました。大久保の街の変化を見ながら歌舞伎町に出て稲荷鬼王神社。鬼を祀る珍しい神社で、将門公幼名の鬼王丸にかけて選ばれています。牛込抜弁天を経て戸山公園を歩きます。尾張藩邸であったこともあり昔の地形がよく残されています。東京で最も高い山、箱根山の眺望を楽しんで水稲荷神社へ。ここは将門公を討った俵藤太秀郷が勧請した神社です。この高台から神田川までは早稲田田んぼが拡がっていたことでしょう。戸塚の地名の由来となった富塚も境内にあります。早稲田大学の方に進んで穴八幡。一陽来復御守の授与のために集まった人々で賑わってました。ここから一気に牛込を駆け抜けて赤城神社でランチ解散。みな神楽坂で散り散りにランチへ。集合は13:30に毘沙門天善国寺。本多横丁から。将門公を祀った築土神社が一時期あった筑土八幡神社。ここには一風変わった庚申塔がありました・JR中央線を越えて東京大神宮。クラスター感染で一時参拝中止になってましたが大盛況でした。そのまま歩いてビルになっている築土神社は平将門公の首が祀られ祭神となったという将門公にゆかりの深い神社になります。神田山の裾野を東上。カトリック神田教会の歴史ある建物を見学しながら御茶ノ水の高台に上がり聖橋からの神田川の流れに目を奪われながら湯島聖堂の横を抜けて神田明神。平将門公を祭神とした江戸の総鎮守です。境内社などを含め全部を見て話せば長くなってしまうので神田神社の概要と、境内社2社の解説をして、暮れなずむ神田から大手町へ歩き通し将門塚。ご存じ平将門公の首塚になります。しかし再開発でピカピカの公園のようになってしまいちょっと残念。日銀、三井本館、三越本店、日本橋。街がライトアップされ彩られています。将門公の兜に縁のある兜神社に着くころには日没。隣接する日証館が紫色にライトアップされて兜神社も紫色に輝いてました。昔なら日曜の都心は殆ど店がやってませんでしたが、結構お店がやっているので、お店の灯りに元気づけながらラストスパート。ずっと寄り添ってきた神田川を越え浅草橋の問屋街を抜けると鳥越神社。ここは将門公の首が飛び越えて行ったので「とりごえ」の地名が付いたとか、宮司さんが将門公と祖先がつながる千葉氏の末裔といった神社。18時を過ぎ暗くなってましたが北斗七星を達成できた満足感に皆さん浸っておりました。全行程約30㎞。良く歩きましたね。駅から帰る方と、秋葉原に打ち上げに行く方と分かれて解散となりました。

大久保駅〜東京媽祖廟〜鎧神社〜円照寺〜イスラム横丁〜皆中稲荷〜稲荷鬼王神社〜抜弁天〜戸山公園、箱根山〜水稲荷神社〜穴八幡宮〜赤城神社〜神楽坂でランチタイム〜善国寺〜本多横丁〜筑土八幡神社〜東京大神宮〜筑土神社〜カトリック神田教会〜聖橋、湯島聖堂〜神田明神〜将門塚〜渋沢栄一像〜日本橋〜兜神社〜鳥越神社〜

ランチ 神楽坂周辺で個々に
打ち上げ 新時代44秋葉原2号店


1月16日(日)江戸城外濠最終回 神田川隅田川編&新年会

第512回 2022年1月16日 開催場所神田川

外濠シリーズ最終回でした。3回で外濠を1周回りましたが、江戸時代の水害対策のため半ばから日本橋川は堀留られて外濠の役割を果たさなくなり、神田川が外濠の役割を果たしていました。今回はその神田川に沿って歩き江戸城のスケールを知るまちあるきの最終としました。飯田橋駅を9:30にスタート。赤坂、四谷の谷から流れてきた外濠と神田川が合流するのが飯田橋。日本橋川との分岐点までは前回と一緒です。日本橋川が旧平川で当初の外濠。ここから先の神田川は人工河川で日本橋川が堀留られた後の外濠でもあります。出版社の三省堂、三崎稲荷など回りながら水道橋駅、東京ドームを過ぎ、神田川は神田山開削部分の険しい渓谷を分け入っていきます。水道橋の掛樋があり水道橋の名前の由来になった場所には石碑があります。東京の治水について知るべく寄りたかった東京都水道歴史館はお休み。順天堂大、東京医科歯科大学の高層病院、大学の威容を見ながら御茶ノ水でランチタイム。江戸時代にこの深い谷に橋が架からなかったのは技術的な問題と軍事的な問題もあるのでしょうね。松住町架道橋と丸ノ内線の風景は東京を代表する風景の一つ。聖橋も印象的。湯島聖堂を慌ただしく見て昌平橋。須田町、淡路町の老舗巡り。明治時代は東京屈指の繁華街だったので美味しいお店や老舗が多く集まる場所です。中央線のターミナルであった旧万世橋駅の遺構を見学して万世橋へ。アキバ風景も昔と変わりました。謎の自販機スポットに驚愕、柳森神社を見学します。この辺りは既製服問屋街として洋服に関連したお店や企業が並んでいます。看板、銅板建築が多くあった場所ですが今では少なくなってしまいました。和泉橋で昭和通りを越え、地域に根差したお店なども紹介していきます。美倉橋、左衛門橋と過ぎて浅草橋。ここは旧奥州街道だったので浅草見附が置かれた場所でもありました。予定では浅草橋や横山町の問屋街もぶらぶら歩こうかと思ってたのですが時間が足りないので別機会にします。そのまま柳橋へ向かいます。屋形船が多く係留し独特の景観を醸し出しています。井の頭池から流れた神田川の合流点でもあり、花街として粋な場所でもありました。広義な意味では外濠はここから隅田川も含めて築地まで続いていますが防御線としての外濠としては柳橋をゴールと致します。夕日に照らされた柳橋、両国橋も美しかった。新年会は両国で中華。皆さんと今年も楽しく歩くことを誓い合いました。

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ランチ 御茶ノ水で個々に
打ち上げ 香港楼両国店