2013年9月7日(土) 見沼代用水と芝川に見る土地開発の変容と環境保全の取組

第309回 2013年9月7日 開催場所 さいたま市、川口市

東京東部と埼玉県につながる水路の利水、治水、防災などを突き詰めていったばんさんナビゲート3部作の最終回。スタートは南浦和から。まずは浦和競馬場の中を横切っていきます。競馬場のコースを歩くのも初体験でダートのフカフカ感に驚きました。競馬場を横切る藤右衛門川も意外に水が澄んでいて様々な取り組みがなされていることを知りました。グリーンワゴンでは豆腐や赤シソなどいろいろな味のアイスを食べて小休止。にしやんさんご愛顧の沼ノ上農園はガーデニングをする人には有名なお花屋さんだそうです。治水の観点から上谷沼調整池を見学。さいたま市と川口市の河川整備への考え方の違いもわかりました。見沼代用水西縁伏越は用水の立体交差にサイフォンの仕組みを取り入れたもの。歩いていると暗渠になってしまったものも含め多くの用水路がこの地を潤していたことがわかります。見沼代用水西縁に沿って歩くと、地形などから自然の川も利用して用水路を掘り進めたのではないかと思ったり。ランチは何店舗かに分かれましたが、私の入ったとんかつ屋さんはとんかつを注文するとカレーやおかず類が食べ放題でかなりお得なランチになりました。午後は通船堀を歩きます。パナマ運河と同じシステムで江戸時代に船を通していたのは驚きです。緑も多く気持ちの良い散歩道で、復元された遺構を見ながら、見沼、見沼田んぼ、代用水、芝川の歴史などを考えるのも面白いですね。昔の建物が残っている鈴木家や歴史を伝えるいくつかの神社などを巡り見沼代用水東縁まで至って折り返し。明の星学園はOGの方がいらしたので特別に荘厳なチャペルを見学できました。社寺を見学して歴史や地名に興味を抱きながらゴールは芝川第一調整池工事地。大雨になると水がめとなって江戸を守った見沼田んぼですが市街地化してしまい保水力が著しく低下してしまいました。ここに巨大な貯水池が設けられることによってさいたま市、川口市は勿論、下流の東京も水害から免れることができます。東京の治水、利水を学ぶには埼玉まで足を延ばさねばならないことがよくわかりますね。見沼田んぼの現状を知ることによってこのまちあるきは終了しましたが、まだまだ掘り下げていけば、更に大宮、上尾と進み、さらに進めば利根川まで至ってしまいます。あまりに遠大なのでまちあるきとしてはここでいったん終了し、語りつくせなかった部分や、復習、とりまとめを文章で書いていただきたいと思っております。ばんさんナビゲートのまちあるきはまた違った切り口で行います。まちあるき終了後は赤羽に移動して打ち上げ。最終的には3軒ハシゴして終了致しました。

南浦和駅~浦和競馬場~藤右衛門川~グリーンワゴン~沼ノ上農園~上谷沼調整池~見沼代用水西縁伏越~藤右衛門川(整備事業)~六ヶ村用水~見沼代用水西縁~見沼通船堀公園~見沼通船堀~附島氷川女体神社~稲荷社(大間木)~鈴木家住宅~八丁橋~芝川~水神社~通船堀遺構~見沼代用水東縁~明の星学園(構内、チャペル見学)~清泰寺~見性院の墓~大間木氷川神社~芝川第一調整池工事地~東浦和駅

昼食 よしかつ ビックボーイ等
打ち上げ 「たくみ」ろまん亭等