【概要】
忍城が築かれた場所は、北は利根川、南は荒川にはさまれた低湿地帯で、小さな川が乱流し、伏流水が寄り集まって広大な沼地を形成しました。忍城はそこに残る島や自然堤防を巧みに利用して築かれました。
忍城の起源ははっきりしませんが、長らく忍城を拠点とした成田氏は平安時代に武蔵国守藤原基忠を祖とするとされます。文明11年(1479)の古河公方足利成氏の書状に忍城と成田氏が記されており、少なくてもこの頃までには忍城が存在していたと考えられますが、延徳元年(1489)成田親奏が忍大丞の館を襲い一族を滅ぼし領内を統一して忍城を延徳3年(1491)に築いたと記す記録もあります。
親奏以後、長泰、氏長と三代にわたって支配しますが、天文22年(1553)には北条氏康の攻撃、天正2年(1574)には上杉謙信の攻撃の何れも忍城で守り抜き、天正18年(1590)豊臣秀吉の関東平定の際、石田三成が忍城を包囲し、水攻めを行ったとされますが北条氏の本城小田原城とともに最後まで落ちなかった城の一つでした。このエピソードは小説『のぼうの城』城で描かれ、映画にもなりました。
明治時代以降になると忍城は取り壊され、殆ど目ぼしいものが残っていないのが現状ですが、小田原城郭研究会の山本篤志さんのマニアックな解説を聞きながら忍城を歩きましょう。。
【日時】
9月23日(祝)10:00~
【集合場所&時間】
秩父線行田市駅南口前
【昼食】
お弁当を持参して下さい。
【当日予定コース】
午前:行田市駅→総構北側→帯曲輪跡→忍城(行田市立郷土博物館)→総構その2→水城公園(昼食:弁当持参)
総構その3→城下町散策→大手門跡→御三階櫓跡→三の丸跡→二の丸跡→本丸跡→行田市駅(解散)
【参加費】
1000円
【ガイド】
小田原城郭研究会 山本篤志さん
当日の詳細・連絡はFacebookイベントページをご覧ください
9月23日(祝)忍城をマニアックに歩く