第589回 2025年6月22日 開催場所 川越
山本さんのお城まちあるきです。前回岩槻と太田道灌つながりで川越を歩きました。武蔵国の守りの要として太田道灌が城を築き城下町として発展してきた街で大人気の観光地ですが、今回はお城をマニアックに歩くという観光視点ではないお城視点で川越を歩きます。10時に本川越駅をスタート。女性観光客の多さに驚きます。喜多院に参詣。有名観光地ではありますが、どちらかというと喜多院が川越城の出城であるという説を否定する検証のために立ち寄った感じ。浮島稲荷神社付近を歩き、川越城の周辺が湿地帯で防御されていたことを検証します。また城の遺構も点在。これも山本さんのマニアック解説がなければ見落としてしまうような場所も多いです。江戸への流通に使われた新河岸川も今は舟が通れるような流量ではなくなっています。関東七名城とも言われ江戸の北の守りを固め老中が居城し、初雁城の異名を持つ川越城ですが、城の多くの遺構は失っています。しかし江戸時代に築かれた本丸御殿は全国で見ても残っているのが希少な建物で特筆に値します。本丸御殿を見学。周辺の遺構も再建されつつあり、もっと川越城の様々な部分が復元され目に見えてお城のことがわかるようになれば良いのですが。徳の鐘がある蔵の町でランチタイム。午後は川越城の遺構を求めて門や櫓の跡を歩き回ります。本丸御殿を見ただけでは城の規模や全容はわかりませんので。富士見櫓は失われていますが高所から町を望めばその威容を感じ取ることができます。本丸で休憩を取りますが暑い一日でした。氷川神社は浴衣を着たカップルや女性でいっぱい。蔵の町は趣があって観光客が多く集まる魅力がわかりますね。東明寺では河越夜戦のお話が出ます。新興勢力の北条氏が関東の旧勢力である古河公方、関東管領両上杉氏の大軍を打ち負かして、関東の勢力が入れ替わったターニングポイントが川越にあったことを知ります。行程的にはもう少し歩くところでしたが暑さ厳しいのでこちらで解散。希望者のみ川越市役所まで歩き太田道灌像を見て最終的に終了。関東や武蔵国における川越城の重要さを理解することができました。打ち上げは鶏肉メインの居酒屋さん。暑さにカラカラの喉にビールが美味しく沁みました
午前:本川越駅→喜多院→浮島稲荷神社→川越城跡南東部散策→川越城本丸(御殿自由見学)→南大手門跡→時の鐘(自由昼食及び蔵の町自由時間)
午後:時の鐘(再集合)→川越城南西部散策→中御門跡→御三階櫓跡→川越城本丸(休憩)→川越城跡北東部散策→川越氷川神社→東明寺(解散)→西大手門跡(希望者のみ 太田道灌像)
ランチ 時の鐘付近で個々に
打ち上げ 鶏まる はなれ川越店