2016年10月30日(日)横浜の秘境&水道の歴史&帷子川源流への道その1


第378回 開催場所 みなとみらい~天王町

横浜を形作った川の一つ帷子川をたどるまちあるき。主催者都合で途中までとなってしまいました。もともとのコース以外も歩いたりしてキリのよい天王町まで歩くことができました。次回、気候が良いころに天王町~陣ヶ下渓谷を歩こうと思います。カフェー街の跡はもう少し痕跡をたどりたかったのですが解体されてしまった建物などあって残念でした。洪福寺・松原商店街のパワーはすごかったですね。昭和にタイムスリップしたかのようでした。

本来の横浜は大岡川の河口に開けた港町、県名の由来となった神奈川宿は金川、滝の川河口の宿場町でした。この二つを隔てるように流れていたのが帷子川でした。帷子川があるので幕末開港時に横浜道ができる前は神奈川から横浜までは船か保土ヶ谷~井土ヶ谷と大回りしなくてはなりませんでした。江戸時代に大岡川河口の内海が埋め立てられ吉田新田ができて、後の伊勢佐木町などが生まれて横浜市街地が拡がったように、江戸~明治にかけて帷子川河口の平沼新田、岡野新田などができて、平沼が埋め立てられ神奈川と横浜がつながり、今の横浜駅ができて現代の横浜が確立していきました。また帷子川に沿って八王子街道が走るなど絹の道でもあり、交易で栄えた横浜の歴史を象徴するような場所でもあります。

みなとみらい駅を出発して臨港パークへ。ここには帷子川の河口(川から既に港湾部になってるようですが帷子川の続きが海の広いところに出る場所)があり、みなとみらい中心部だけでなく瑞穂基地や再開発地区のコットンハーバー、ポートサイドの両地区も一望できます。みなとみらい大橋で帷子川と派新田間川が合流するところが本来の河口、日産グローバル本社やベイクォーターなどあって気持ちの良い散歩道です。築地橋、万里橋は歴史のある橋。横浜駅は超えていく難所ですが、横浜や横浜駅の歴史などお話しすることができました。横浜駅西口の繁華街から平沼橋へ。ここが江戸時代の帷子川の河口で浮世絵には海に面した平沼橋が描かれています。橋は新しいのですが通っているのは横浜道の古道です。ちょっと寄り道して家系ラーメンの元祖、吉村家、戸部方面に進んで京急平沼駅跡、いくつかの寺社を回って帷子川沿いに戻ります。平沼、岡野は開拓者の名前をとった地名です。沼野橋あたりで商業施設もあったのでランチタイム。新田間川の分岐点、石崎川の分岐点など過ぎて、新天地カフェー街の跡、今は痕跡を探すのも難しい。水道橋を通るのは水道道。日本の水道発祥の地の歴史を物語っています。古刹洪福寺から名前のある坂、宮田坂、洪福寺松原商店街はものすごいパワーでした。旧東海道を歩いて橘樹神社。昔はこの辺りが橘樹郡と呼ばれていたことを知ることができます。相鉄線天王町駅でゴールとさせていただきました。

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昼食 沼野橋付近において各自