1月8日(日)古隅田川を歩く埼玉編 隅田川の原型&新年会

第535回 2023年1月8日 開催場所 春日部〜東岩槻

東京の母なる川である隅田川のルーツを探るべく埼玉県内に残された古隅田川を歩きました。隅田川と言えば利根川の古名。利根川が東遷されて銚子へ流れた後に、埼玉県内や東京都内に利根川の名残である隅田川が断片的に遺されています。スタートは春日部。春日部と言えば日光道中の宿場町であったので、まずは春日部のまちあるきからスタート。春日部のお店や粕壁宿の宿場町の名残、古くからの寺社仏閣など回って古利根川と古隅田川の合流点にやってきます。以前は古利根川から元荒川方面に流れていたのですが、現在は元荒川方面から古利根川に向けて流れています。十文橋、梅田橋、浜川戸橋と古隅田川の逸話や古い地名などを感じながら歩き、11:30になったのでファミレスなどに分かれてランチタイム。周辺はお店が少ないので助かりました。栄橋から先は昭和に入って造られた捷水路。人工水路ですが桜並木が続きます。工事中で川の水をポンプでくみ上げ臨時の水路に流しているのも興味深い。少し迂回して城殿宮橋。昭和に行われた古隅田川改修の経緯などが石碑に書かれている。満蔵寺には東京の隅田川と同じ梅若伝説があり、梅若塚がある。同じ隅田川流域に同じ伝説と言うのが興味深い。今は細い古隅田川の流れですが、大河であった証に自然堤防の跡が残されています。川幅も数百メートルあったことでしょう。自然堤防の上に堤防が嵩増しされていることがわかる。自然堤防の上を歩いて進む。埼玉県で最も古いやじま橋が保存されている。土手に寄り添う鎌倉古道。香取神社があるのが下総国だった証だが武蔵国に移管され、さらに葛飾郡から埼玉郡に移管された地域。海善寺と共にその証が残る。本当の武総国境である旧古隅田川の分岐点を見てそのまま進み、1級河川としての古隅田川の起点に立ちます。中世からの流れが旧古隅田川。今の水源は山城堀、元荒川ともつながっています。なかなかややこしくなってきました。山城堀からの流れも旧古隅田川と繋がっています。川の十字路になってますが現在流れているのは山城堀→古隅田川です。ふれあいプラザいわつきで小休止して、山城堀→旧古隅田川のルートを歩きます。土手があったり、さいたま市岩槻区と春日部市の境界になっている部分もあるのでこの水路も古くからあるのでしょう。最初は水がありませんでしたが途中から水路になり旧古隅田川に合流しています。来た道を戻りまた古隅田川へ。山城堀のルートは開渠ですが線路をくぐって行ってます。もう一つのルートは完全に道路や住居の下になり辿るのが困難です。これもまた元荒川の方に流れています。もう一つのルートは蓋が乗ったわかりやすい暗渠で元荒川に沿って流れています。こちらのルートを辿って野田線の線路に突き当たったところでタイムアップ。残りは次回に歩くことにして東岩槻駅近くで解散。その後、駅の反対側にある東岩槻ゴールデン横丁の中にあるエビちゃんで新年会。賑やかに飲むことが出来ました。2次会は周辺のお店がいっぱいだったので大宮まで行って有志で飲みました。新年初散歩、新年会を楽しく執り行うことが出来ました

春日部駅〜Bien^〜春日部神明社〜安孫子医院跡〜ぷらっと春日部〜麺や豊〜加藤楸邨旧居跡〜ソットテット〜本陣跡〜匠大塚〜第二の本陣〜碇神社〜春日橋〜日光道中道標と田村家〜ミセと蔵〜古利根公園橋〜大落古利根川〜粕壁宿の案内板〜山中千手観音堂〜丸八酒店〜問屋場跡〜永島庄兵衛商店〜浜島家住宅土蔵〜岩槻新道〜永田家〜おかやす〜トキタ種苗店〜後藤書店〜玉蔵院〜妙楽院〜成就院〜最勝院〜普門院〜高札場跡〜新町〜新町橋〜上喜蔵河岸石垣跡〜古隅田川〜十文橋〜十文橋の碑〜女體神社〜梅田橋〜浜川戸橋
ランチタイム
梅田雷電神社〜隅田橋〜梅田落〜栄橋〜古隅田川旧流〜かえで通り〜藤盛稲荷神社〜豊春用水〜城殿宮橋〜古隅田川排水改良事業記念碑、土地改良記念碑〜満蔵寺〜古隅田公園〜上院落〜やじま橋〜石仏〜香取神社〜海善院〜旧古隅田川〜ふれあい橋〜上院調節池〜友愛橋〜豊春橋〜花積住吉大明神〜山城堀〜1級河川古隅田川起点〜上豊川〜旧山城堀〜さいたま市ふれあいプラザいわつき〜古隅田川、山城堀旧流路〜隅田家〜元荒川への暗渠〜オランダ軒〜東岩槻駅

昼食 サイゼリア春日部梅田店など個々に
新年会 エビちゃん
二次会 餃子のジョー大宮店