7月10日(日) 障子堀を見に山中城に行こう

第524回 2022年7月10日 開催場所 静岡県三島市

山本さんのお城シリーズで箱根の山を越えて三島まで行ってまいりました。今回の目的は山中城。小田原城防衛の西の要として築城され北条流の築城技術が駆使され、その遺構がはっきりとわかるお城になっています。11時に三島駅集合。それまで周辺で観光された方も三々五々集まりバスにて箱根方面に向けて出発。グングン登り詰めて笹原で下車。旧東海道が通っています。なかなか味わいがあり昔の旅人になった気分。こわめし坂を見下ろして一柳院へ。ここは山中城攻略で討死した豊臣方武将の一柳直末の胴塚があります(首塚は別な場所に)現在ではのんびりした風景になってますが相当な激戦が繰り広げられたのですね。笹原一里塚を見学し旧東海道を登って行きます。石畳は復元部分と昔からの部分があり濡れると滑るものの関東ローム層むき出しよりは良かったのでしょうね。スカイウォークのある辺りからは駿河湾から千本松原が一望できました。山本さんが山中城に一番乗りを果たした渡辺勘兵衛了の書いた文献を紐解きながら城攻めの気分でお城に迫って行きます。旧東海道が国道1号線と交差するところに山中城のバス停があり茶屋があります。小休止してビールを一杯。山中城は東海道を取り込んでいる要衝です。まずは岱崎出丸から攻略します。国道1号線を越え三の丸へ。宗閑寺には北条方の城将や一柳直末の墓が建立されています。これだけのお城が半日で落ちたと言われますが約7万対3千ですから仕方がないことでしょう。ランチは城内で持ち寄ったものを個々に食べました。池のある窪地に下がって本丸へ。お城はとてもきれいに整備されています。戦国時代のお城は野に帰っているところが多く木や草に覆われていてよく見えなかったり土砂で埋もれていたり。ここはキレイになっているので曲輪の位置関係や城内の施設の役割などが見やすくとても勉強になります。ワッフルのような障子堀、畝堀は崩壊を防ぐために芝が張ってあります。他のお城に無いぐらいハッキリと障子堀がわかります。北の丸、二の丸、西の丸と回って終了。山中城の合戦についてよく理解が出来ました。山中城バス停からバスで三島駅へ。雲が出ていて根っこしか見えなかった富士山がやっと見えました。三島駅到着後解散。有志は小田原に行き串焼きのお店で打ち上げを行いました。ガイドの山本さんともいろいろなお話が出来て楽しく過ごすことが出来ました

三島駅南口→笹原(バスにて移動)→こわめし坂→旧東海道→一柳院(一柳直末墓所)→笹原一里塚→旧東海街道→岱崎出丸→芝切地蔵→山中城→宗閑寺→三島駅南口

ランチ 山中城内にて個々に
打ち上げ くるりぐるり(小田原)