8月25日(日)帷子川源流を遡る 上流編

第452回 2019年8月15日 開催場所 西谷〜鶴ヶ峰

帷子川を河口から源流まで遡るまちあるきの続編です。ただ川を遡るのではなく、周辺の史跡や歴史文化に触れることに主眼を置いているので少し脱線して支流の方にまで遡っています。前回は菅田川に沿って遡り上菅田、笹山周辺を歩いて時間切れで終わりました。今回は横浜駅西口よりバスに乗って30分。辻山で下車。ここは菅田川の最上流部分で尾根の分水嶺です。鎌倉街道となっている尾根道を上がると辻山の庚申塔。さらに上ると3区境(保土ヶ谷区、神奈川区、緑区)昔で言えば3村境で菅田川、砂田川、鴨居川の分水嶺になっています。縄文時代の遺跡あり、石仏あり古くから人の営みがあることがわかります。緑区側に降りていくと鴨居川。鶴見川水系なので大きく脱線なのですが近くまで来たついでにいろいろと回ります。さらに支流の谷も上り下り。地神信仰の話や古社寺、石塔、石碑など。大規模団地の竹山団地は中央に池を配した当時は画期的な居住空間。再び尾根に上がると緑区から保土ヶ谷区に戻りました。上菅田の飛び地、古新田から畠山重忠の家来が討たれたごはん塚。新井川を下っていくと新井新田(新井町)。谷頭の湧水のある新井町公園など地形が楽しめる場所が多い。昔は暗くて深い恐ろしい谷であった場所も車の往来激しく昔を偲ぶことは難しいのですが大蛇伝説や猪の逸話などが残っています。猪子山をかけ下り西谷駅に至ってランチタイム。個々に分かれてお昼ご飯となりました。午後はJR直通が始まる相鉄線の話や西谷駅周辺のお店、ちょうどお祭りであった商店街を巡りながらようやく帷子川本流へ。やはり本流は悠々と貫禄を持って流れていました。川沿いを進むと河川改修のあとが残されています。川は直線化され、他の川と繋げたり流路変更したり。大きく曲がりくねった部分が親水公園になっています。しかし親水公園とは言っても自然は残され、かたびら(片方は山、片方は田)の地形が良くわかります。暴れ川だった帷子川を治めるために造られた分水路はトンネルで横浜駅近くまでまっすぐ繋がっています。その巨大さには圧倒されます。自然の川である新井川は分水路とは立体交差という珍しい風景にもなっています。帷子川を楽しみ、支流の中堀川に進んで行きます。愛宕山の頂上にあたご塚を訪ね、一気に下って白根不動の峡谷に入ります。境内ではお不動様、大蛇伝説、川の中まで下りられたり、修行に使われた滝、洞窟など見所豊富です。そして横浜最大の滝、白糸の滝、白根神社を回ったところで時間切れ終了となりました。再び帷子川を越えて鶴ヶ峰駅まで戻り打ち上げ。思ったより気温が上がらなかったので過ごしやすかったとはいえ喉もカラカラでビールが美味しかった。

横浜駅西口〜辻山バス停〜辻山の庚申塔〜三区境〜砂田川源流〜稲荷神社〜鴨居原遺跡、鎌倉街道〜鴨居原市民の森〜石仏、石碑〜道祖神〜稲荷神社〜鴨居川〜蓮性寺〜稲荷神社、女神像地神塔〜法国寺〜竹山団地〜笹山貝塚〜辻の馬頭観音〜道標跡〜竹山南公園〜古新田の庚申塔〜ごはん塚〜新井川〜六地蔵大菩薩〜新井町公園〜新井稲荷〜千丸台と支流〜伏見稲荷堂と石塔〜蛇窪の弁天堂〜大蛇の昔話〜猪子山〜興和台〜白井稲荷〜保土ヶ谷いも〜西谷駅〜北海ラーメン蝦夷~稲荷神社〜ニューボンボン〜カフェやさしいちから〜西谷の石仏、石塔〜ほどがや元気村〜、学校橋、学校坂〜逆田橋公園〜くぬぎ台川〜耕地橋〜豊次郎坂〜綿貫稲荷〜逆田橋〜上逆田橋〜田原橋公園〜中田〜新井川河口〜中田橋近くの稲荷社〜下中田橋〜ふれあい橋〜帷子川分水路〜帷子川分水路通水記念碑〜川の立体交差〜愛宕橋〜中堀川〜嶋越橋〜浜串橋〜白根村道橋改修碑〜道しるべ不動尊〜あたご塚〜白根不動尊〜蛇塚〜小滝不動尊〜行者の滝〜白滝龍神〜万葉歌碑〜白糸の滝〜白根神社〜鶴ヶ峰坂〜鶴舞橋〜鶴ヶ峰駅

昼食 西谷駅付近で個々に
打ち上げ 〇座鶴ヶ峰店
二次会  トリー