11月9日(土)戦国時代の終焉 総構と石垣山城 小田原合戦の舞台を歩く

第459回 2019年11月9日 開催場所 小田原

城郭スペシャリスト山本さんの小田原城続編。箱根登山鉄道の入生田駅スタート。住宅街の中に埋もれるようにある駅だが生命の星地球博物館という巨大なミュージアムがある。小気味よく流れる早川を渡りプチ登山。林道を登って行くと江戸城に石を提供した石丁場の遺構。当時の様子が目に浮かぶようです。さらに上り詰めて行くと秀吉の一夜城で名高い石垣山城。穴太衆の高い技術で造られた自然石の石垣が現存する。目の前のヨロイヅカファームだけ立ち寄らないで城も見て欲しい。最大の見所は井戸曲輪。たったの80日でこれだけのものをつくり上げるという秀吉の絶大な権力の一端がうかがえる。さらに小田原城を眺望すると当時の合戦の様子が想像できます。相模湾の眺望も抜群で湘南が一望。陣没した堀秀政の墓に立ち寄りながら下山。早川漁港で新鮮な魚介類ランチ。午後は前回見た早川上水を辿りながら小田原城総構。空堀の中を歩いて行くとリアルな体感。高い地点からは石垣山城を望む。石垣山城、小田原城どちらからも見比べられたのは貴重な体験。ひたすら総構えに沿って歩くと知識にあったものがリアルに変わりその壮大さが実感できます。天守閣だけ行くのではなく総構を歩くことによって小田原城が理解できると思います。探求心は尽きず暗くなるまで歩きました。打ち上げは小田原駅近くの焼き鳥、もつ焼きのお店。梅、レモン、ライムがゴロゴロ入ってるサワーにいろいろなものを食べて満腹。小田原歩きを満喫できました

午前の部
入生田駅→早川石丁場群→石垣山城→海蔵寺(堀秀政墓所)→早川漁港(昼食)
午後の部
早川二重戸張→板橋見附→小田原用水→鉄砲矢場→伝肇寺裏→三の丸外郭新堀土塁→小峯御鐘ノ台大掘切東堀→同西堀→同中堀→稲荷森→山ノ神堀切→山ノ神台→城下張出→解散

ランチ 早川漁港で個々に
打ち上げ 焼鳥快小田原駅前店